【行事名】 渡内川の生き物を観察し、身近な自然環境を考えよう
【日 時】 2006年6月27日(火) 9:30〜11:40
【場 所】 東海市渡内川、脇之田橋周辺
【天 気】 晴れ
【参加者】 明倫小学校5年生
(会員:森田、降幡)
【内 容】
総合的学習で身近な環境を考えようという課題から、川の土手にゴミがたくさん捨てられていることに着目し、身近な川の自然をきれいにしたいという希望がありました。川には生き物が見られるだろうかという疑問から、川の生き物を観察しました。
観察した場所は、渡内川と中川との合流点から下流400メートルのところで行ないました。観察地点から上流の集水域は、近年、市街化が進み、農地や山が少なくなり、また、ため池が埋められました。よって、常に流れてきている水は、家庭、企業等の浄化槽を経由してきたものがほとんどで、自然水は少ないと考えられます。平常は、市街化される以前より水量が増加・安定しているものと考えられます。しかし、雨になれば雨水が直接流れるため、川の水が極端に増水すると考えられます。市街化される前は農地、山林がたくさん残っていたため雨水は土に浸透したり、上流のため池に貯められて極端に増水することは無かったと思われます。
観察は、直接子供たちが川の中に入り直接生き物を採集し、採集した生き物を脇ノ田公園に持ち寄りました。持ち帰った生き物は、あらかじめ用意したバットに種類別に入れました。最後のまとめとしての分かち合いは、自然環境を意識して、環境省水生生物調査を参考に行ないました。なお、写真の生き物は、持ち帰りデジカメで撮影したものです。
【観察会の様子】
【左】魚、ザリガニ、カエルを中心に自然環境についてお話をしています。
【右】環境省水生生物調査の調査下敷きを使って調べています。
生き物の採集方法と注意を説明しています。