【行事名】 水田や水路の生き物を観察をしよう 《知多市地域文化センター主催》

【日 時】 2005年9月3日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 文化センター〜(北東方面)〜神田川(ジンデンガワ)水路
【天 気】 晴れ
【参加者】 一般 大人7人、子供12人
        (会員:金内、小川、浅井、森田、黒江、降幡)
【内 容】
 大勢の子供さんの参加を得、出発前、持ち物、履物の確認を行い出発しました。間もなく水田の脇にジャンボタニシを観察、金内さんから乾田の泥中で越冬しますなどの説明を受け目指す神田川水路へ。水路に入るとヌマエビ、モクズガニなど多くの水生動物が観察されタモで捕獲した生き物達をトレイで魚類,節足類などに分類、夫々の名称・特徴・生息環境を学び付添いの父兄の方々にとっても実り多い観察と振り返り会でした。文化センターに戻ってからは、日本自然保護協会の自然の調べ【10年目の川】のパンフレットに基づき、皆で現在の神田川の置かれた自然環境についても分ち合いました。(小川・記)
 刈り取り前のイネの株にルビー色した卵塊があちこちについていました。また、水路のコンクリート壁にもたくさん付いていました。この美しい塊がジャンボタニシの卵なのです。正式な和名はスクミリンゴガイといい、南米原産の外来生物です。この貝を食用として輸入し養殖されたものが、業者の放棄で野生化したものです。愛知県では十数年前に立田村のレンコン畑でたくさん見かけました。繁殖力旺盛なスクミリンゴガイは瞬く間に勢力を広げてしまいました。悪いことにこの貝はレンコンやイネに被害を与えるので農家の方は頭を痛めています。

【観察した生き物】
◎魚 
   マドジョウ ・メダカ・カダヤシ・ヌマチチブ
◎貝
 ヤマトシジミ・ジャンボタニシと卵(稲やコンクリトに産卵している)・イシマキガイ
◎その他
   ヌマガエル・ダルマガエル・クサガメ・アカミミガメ・ギンヤンマ(オス)・シオカラトンボのヤゴ・アメンボウ・サホコカゲロウの幼虫・コガタシマトビケラの幼虫・ガガンボの幼虫・テナガエビ?・ヌマエビ・アメリカザリガニ・ミズムシ・ヒル(2種)・セッカの鳴き声

【観察会の様子】
 
【左】スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)卵塊。    【右】メダカも健在でした。

 
川は、比較的きれいでした。気持ちよく入ることができました。

観察会の様子(続き)
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