【行事名】 冬の生き物をさがしてみよう

【日 時】 2005年3月26日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 大府市二ツ池公園
【天 気】 くもり
【参加者】 一般 大人14人、子供21人
        (会員:村瀬、吉川、平松俊、降幡)

【内 容】
 寒波が入り、前日の25日には雪が舞いました。天気予報では晴れの予報でしたが肌寒く、小雨が降っていました。そんな中、たくさんの家族の皆さんが参加されました。遠くは、万博会場から随分北にある犬山市から訪れていただきました。聞くところによると「知多自然観察会」ホームページの行事予定をご覧になってとのことでした。
 朽木の虫の観察会にたくさんの方が参加していただくのはありがたいことですが、往々にしてクワガタムシ、カブトムシの採集が主になってしまいます。これを少しでも避けるため、観察に入る前に森に住む生き物のお話をしました。 まず、クワガタやカブトは森があるので見られるということを認識しましょう。次に森の中には、クワガタとカブトだけが生きている訳ではないことを知りましょう。クワガタもカブトも何かを食べて生きているのです。これらは主にキノコが生えて、柔らかくなった樹木や落ち葉を食べているのです。また、クワガタとカブトは同じ場所では生活していなく、競争を避けるために硬い木にカミキリが、次に硬い木にクワガタが、そして、もっと柔らかいところにカブトが生活しています。次に、カミキリやクワガタが住んでいる木の周りが腐って褐色になり、柔らかくなっているのを確認しましょう。そんなところにアリ、ムカデ、ハサミムシ、ゲジ、ダンゴムシ、ヤスデ、ミミズなどが生活しているのが見られます。アリ、ムカデ、ハサミムシ、ゲジなどは小さな動物を食べていて、鳥さんに食べられます。ダンゴムシ、ヤスデ、ミミズも同じように鳥さんの餌になるのです。森の中には、獣、鳥、虫、植物、キノコなどの生き物がたくさん見られ、これらが食べたり食べられたり、助けたり助けられたりして生活しいる大切なところなのです。(降幡記)

【観察した生き物】
 タマムシ、 キマワリ、クワガタ、カミキリ、カブトムシ、ゴミムシ、ゴミムシダマシ、シロヒゲハサミムシ、シロアリ、アリ、ガの幼虫、ユミアシゴミムシダマシ、トビズムカデ、アオズムカデ、イシムカデ、ゲジ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ナミコギセル、シマミミズ、ミイロアミタケ、カワラタケなど
【観察会の様子】
 
【左】枯れ木の中に何かいるみたいです。    【右】タマムシの幼虫です。

 
【左】各地でよく見られるキマワリです。   【右】トビズムカデは毒があり噛まれると大変痛いです。

観察会の様子(続き)
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