【行事名】 海辺の生き物観察(愛知県自然観察指導員協議会・ふるさと親子観察)
【日 時】 2006年6月25日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 美浜町富具崎海岸
【天 気】 くもり・小雨
【参加者】 一般 大人41人、子供50人
(会員:森田、永田、鈴木純、浅井、吉田、山本、中井康、沖田、竹内秀、村瀬、門脇、吉川、大嶋、降幡)
【内 容】
今回の観察会は、愛知県自然観察指導員協議会の行事(ふるさと親子観察)にもなっていて、野間小学校からは「冨具崎海岸の磯の生き物観察講座」に、名古屋支部からは「なごや自然教室」にそれぞれ参加された30名程度も加わり、総勢 100名を超す参加者がありました。大勢で頑張った結果、今までここでは見たことのないハナオコゼ(イザリウオの仲間)やカガミダイのような生き物たちを観察することができました。
磯の様子は、一昨年のようにムラサキイガイがびっしりと岩に付着していました。昨年は、そのような大繁殖が見られませんでしたので、気候変動などの些細な環境の変化が、磯の生物に大きく影響を与えていることが感じられました。
小雨が落ちるあいにくの天気でしたが、潮に濡れての生物採集ですので、皆さん雨に濡れるのも気にならない様子で、あっという間の2時間でした。(記・永田)
【観察した生き物】
◎魚類
ハナオコゼ、クジメ、ダイナンギンポ、メジナ、イソギンポ、スミウキゴリ、ナベカ、メバル、ハオコゼ、キヌカジカ、ウキゴリ、ウミタナゴ、アカオビシマハゼ、コチの仲間、アミメハギ、カガミダイ
◎甲殻類
ヨコバサミの仲間、オオギガニの仲間、イシガニ、ヒライソガニ、クモガニの仲間、イソガニ
◎棘皮動物 マナマコ、イシコ、ムラサキウニ、ヒトデ、イトマキヒトデ
◎軟体動物
カガミガイ、レイシ、アサリ、ヒザラガイ、カラマツガイ、イボニシ、アメフラシ、ヒラスカシガイ、ヨメガガサガイ、スガイ、キクノハナガイ、ムラサキイガイ、ウノアシ、
◎その他
イタボヤの仲間、マンジュウボヤ、イソコツブムシ、モノノフヘラムシ、クロフジツボ、カメノテ、アカクラゲ、ミズクラゲ、ヨロイイソギンチャク、ミドリイソギンチャク、エゾカサネカンザシ、ミズヒキゴカイ、ナミイソカイメン、ダイダイイソカイメン、クロイソカイメン、コケムシ、ゴカイの卵
◎海藻
アオサの仲間、イシゲ、アカモク、サンゴモの仲間、タンバノリ、オゴノリ、クビレオゴノリ、ホソバトサカモドキ、ムカデノリ、マクサ
【観察会の様子】
【左】ハナオコゼは流れ藻の中で生活しています。観察会では初めての採集です。
【右】色が違いますが、全てマナマコです。海底の地質により、色が変わるみたいです。
たくさんの人が参加してくれました。みなさん満足そうな顔をしています。