【行事名】 知多市梅の館・朽木の中の虫さんを探し自然環境を考えよう主催:梅の館)
【日 時】 2007年2月3日(土) 9:30〜11:40
【場 所】 知多市梅の館周辺域
【天 気】 晴れ
【参加者】 大人10名、子供11名
(会員:浅井、降幡、吉川、沖田、榊原靖、平松俊、山本、大野、村瀬、小川)
【内 容】
梅の館々内で観察の心構えなどをお話した後、館の散策路経由で西側丘陵地に向かいました。今朝方の厳しい冷え込みから開放され暖かい日差しが降り注ぐ中、朽木の中にいたコクワガタの成虫の発見に歓声が上がりました。また、桜の木の樹皮と紛うほど見事にカムフラージした‘キノカワガ’のへばり付き状態に再び歓声が上がりました。その後は、昨年以上に朽木がきれいに片付けられ虫探しに皆さん苦労していましたが、それでも丸々と見事なカブトムシの幼虫をはじめ、コクワガタ、キマワリ、コガネムシ等の幼虫を見付け、子供達の目が輝く中、皆で取り合せをしました。奇しくも降幡さんから『先日の温暖化パネル討議で今世紀末には地球気温が6℃超上昇、海面上昇が予想を上回る年3mm以上となるなど悲観材料が多いが、観察においても単に採集のみに止まるのではなく私達の身の回りの自然環境、森との繋がり等についても常に意識したいと思います』と締め括られた。開花間近い白梅・紅梅の仄かな甘い香りに見送られ三々五々帰路に就きました(小川/記)。
【観察した生き物】
◎≪朽木の中の幼虫類≫
カブトムシ、コクワガタ、キマワリ、コガネムシ、テッポウムシ、ハエなど
◎≪朽木の中の成虫類≫
コクワガタ、ウバタマムシ、ゴミムシダマシ、ユミアシゴミムシダマシ、オオモンシロカメムシ、ワラジムシ、ダンゴムシ、ゲジ、ハサミムシ、ヒゲジロハサミムシ、トビズムカデ、アオズ(オオムカデの仲間)、アリなど
◎≪その他の虫さん≫
キノカワガ、トリバガ、ユスリカ、ナナホシテントウムシ、ハナアブ、クロヒラタアブ、ホソヒラタアブ、ヤチバエ、ヒメフンバエ、ハナバエ類、ユスリカ類、ヒメガガンボ類、マルガタゴミムシ、コガシラナガゴミムシ、モリチャバネゴキブリほか
【観察会の様子】
【左】園内に選定した木をそのままにして置いていただきました。朽ちて虫さんが入っていました。
【右】越冬していたコクワガタのメスです。
【左】サクラの木に玉虫の幼虫がいました。 【右】ナガニジゴミムシダマシの1種です。