【行事名】 冬の知多市ハジカミ池、知多高校周辺の自然環境観察(主催;知多市環境課)

【日 時】 2007年1月27日(土) 9:30〜11:45
【場 所】 ハジカミ池、知多高の周辺域、塩竈神社
【天 気】 曇りのち晴れ
【参加者】  12名
   (会員:竹内秀、中井康、降幡、平松、浅井、山本、古川、大野、山田絹、吉房、高橋、小川)
【内 容】
 昨夜来の冷たい雨も今朝方には止みましたが、厚い雲に覆われた北西風の強い一日でした。集合場所の知多市老人福祉センター周辺は昔ながらの田畑と一部集落のある風情です。出発して間もなくハジカミ池の堤部で外来種のセイバンモロコシに出会いました。また、黒色染料や釉薬が採れるクロバイは知多地域に自生する木として植栽したい一つです。明るい日の光が差し込むよう整備された竹林は見ていても心落ち着きます。落ち葉の下ではダニ、ダンゴムシ、ミミズなどの土壌動物が観察され落ち葉を食べて生活しています。土壌動物の排泄物などは植物の栄養分になり樹木が育つのに役立っています。知多市ハジカミ池圃場手前の桜の木の上で強風に耐えているウソの番を見つけ、雄の鮮やかな頬の紅色に一同歓声をあげました。出発点に戻り、皆で取り合わせを終える頃、図らずもノスリの悠々と舞う姿に見送られながら散会しました(小川/記)。
【観察した生き物】
◎≪花をつけたもの≫
ゲッケイジュ、シキザクラ、ハキダメギクなど
 ≪実をつけたもの≫
 イヌビワ、クチナシ、ミミズバイ、クロバイ、カラスウリ、ビナンカズラ、タブノキ、カクレミノ、ネズミモチ(タマツバキ)、レモン、ハッサクなど
≪その他の植物≫
 セイバンモロコシ、ノハカタカラクサ、カニクサ(シャミセンヅル)、ホウショウ、マンサク、アオツヅラフジ(ピンピンカズラ)、トウカズラ、ロウバイ、ハナノキ、フラサバソウ(イヌノフグリの仲間)、ユズリハ ほか 
◎虫さん達 
 ダンゴムシ、スナゴミムシ、マルガタゴミヌシ、クチキムシ、キマワリ、クロヤマアリ、モリチャバネゴキブリ、アブ、アブラムシ、コガタルリハムシ、ツマグロキンバイ、ハエの仲間 
◎鳥さん達 
 ウソ、ヒヨドリ、ホオジロ、ツグミ、ヤマガラ、シメ、シジュウカラ、ムクドリ、ノスリ、カワラヒワ、シロハラ、キジバト、アヒル、コガモ、カルガモほか 
 
【観察会の様子】
 
【左】観察コースを打合せしています。【右】ハジカミ池にコガモがたくさん来ていました。

 
【左】コガモ  【右】クサギの樹に幼虫の抜け殻が付いていました。コウモリガでしょうか。

観察会の様子(続き)
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