【行事名】 「秋の知多臨海工業地帯の緑地観察」(知多市環境課主催)

【日 時】 2006年9月23日(日) 9:30〜12:10
【場 所】 知多市出光製油所グリーンベルト周辺
【天 気】 晴れ
【参加者】 大人15人、子供1人
        (会員:霜鳥、山本、小川、吉房、浅井、平松俊、中井康、降幡)
【内 容】
 先週の気象情報では曇り後、雨の予報でしたが前線が去り絶好の観察日和となりました。駐車場提供から会議室での工場案内など心暖まる歓迎振りに先ず、観察会メンバー,一同が感激に浸りました。創業以来30年経過した幅100m、長さ2,000mの出光さん誇りのグリーンベルトに入ればヤブ蚊も物とせず森林公園を観察、直ぐに外来種のトウネズミモチが周囲を憚らず活き活きと高く聳えていました。間もなくトウカエデ、セイヨウヒイラギ、モウソウチク等の外来種で森林形成されているのに気付き随行の工場関係者に、知多地方の山で普遍的に見られるカクレミノ、ヒサカキ、モチノキ、サカキ、クロバイ、クヌギ等の植栽奨励、併せてアケビ、スイカズラなどのツル草植えのアドバイスもしました。また、森林の生育評価ともなるヤブツバキも加えると指標の手助けとなることも付言しました。最後に、中日新聞で紹介された100年目に開花すると言われるセンチュリー・プラント(実際は10〜20年で開花のようです)=リュウゼツラン=を見学させて頂き各自、思い想いに白黄色の花を付けた光景を浮かべ、工場を後にしました。(小川/記)

【観察した生き物】
◎植物 
  トウネズミモチ、シャガ、ハマヒサカキ、ヒサカキ、ホルトノキ、トウカエデ、モッコク、イヌビワ、イスノキ、サンゴジュ、ネズミモチ、アメリカハナミズキ、ハクサンボク、ヤブニッケイ、ナワシログミ、クスノキ、タブノキ、ハクサンボク、シナサワグルミ、タンキリマメ、ヤツデ、ホソバイヌビワ、セイヨウヒイラギ、マテバシイ、ニセアカシヤ、メタセコイヤ、キョウチクトウ、テイカカズラ、キヅタ、ヒガンバナ、ハチク、マダケ、モウソウチク、シュロ、オヒゲシバ、リュウゼツランなど
◎虫さん
  チョウ:ヤマトシジミ、アオスジアゲハ、セセリチョウ類
  トンボ:シオカラトンボ、ウスバキトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ギンヤンマ
  バッタ:トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、エンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、アオマツムシ
 カメムシ:オオモンシロナガカメムシ、ホオズキカメムシ、クロホシカメムシ、アオバハゴロモ、ツクツクボウシ
   甲虫:マメコガネ、ヒメカメノコテントウ、クロウリハムシ、ウリハムシ
  その他:シロオビノメイガ、コカマキリ、チョウセンカマキリ、モリチャバネゴキブリ、ヒゲジロハサミムシ、コガタスズメバチ、クロヤマアリ、トモエガ類
【観察会の様子】
 
【左】幅100メートル長さ2キロメートルの立派な森。【右】森の中の様子。

 
【左】リュウゼツランの花の前で記念写真。

観察会の様子(続き)
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