【行事名】 早春の佐布里ダム記念館周辺の動植物自然環境(市環境課自然調査隊)
【日 時】 2006年3月25日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 知多市佐布里ダム記念館周辺域
【天 気】 晴れ
【参加者】 一般 大人7人、子供3人
(会員:降幡、南川、竹内秀、岩崎、平松俊、森田、浅井&子供さん1、小川)
【内 容】
ダム記念館前の県木・ハナノキをバックに集った皆さんを前に降幡さんから「自然の中の動植物生息環境が自分達の生活とどんな係わりがあるのかを観察、そして匂いを嗅いだり触れてみて下さい」とお話があった後、上昇気流を求め飛翔しているオオタカに見送られての出発でした。出発後間もなく、よく整備された土手には多くの植物が生え、片や手を加えていない所はセイダカアワダチソウ、ススキ、ヨモギなどが繁茂するという対照的な生息環境を見付けました。圃場整備により無くなりつつあるホトケノザ(コオニタビラコ)が耕田で可憐な黄色の花を付けて咲いていました。最近、知多半島では殆ど見られなくなったシデコブシが農家の一角で誇らしげに咲き、一方では信濃川堰堤の遊歩道の草木整備とやらで花芽が切られてしまったコブシが哀れでした-----。
春の日差しが注ぐ中の観察会で,終了時には外気温14℃と大分上昇していました。(小川・記)
【観察した生き物】
◎植物
コオニタビラコ(七草のホトケノザ)、ツクシ、ハコベ、オオイヌノフグリ、ジャノヒゲ、オランダミミナグサ、バンジロウ、ノアザミ、トウカイタンポポ、タネツケバネ、スズメノケヤリ、カタバミ、オカメザサ、コゴミ、ノビル、ニラ、ジュズダマ、カラスノエンドウ、ショカツサイ、ノゲシ、ヒサカキ、ハナノキ、タラヨウ(別名ハガキノキ)、シイノキ、モチノキ、レンギョウ、ツバキ、タケ、ハクバイ、シダレウメ、カワズザクラ、ヒイラギナンテンなど。
◎昆虫
モンシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、キタテハ、ナナホシテントウ、トゲヒシバッタ、ハネナガヒシバッタ、カメムシの仲間、オニヤンマのヤゴ、シャクガほか
◎鳥
オオタカ、ハシブトガラス、ツグミ、スズメ、ツバメ、ヒヨドリ、カワウ、ホオジロ、キジバト、ヒバリの声、ケリの声など(岩崎さん確認)
◎その他
タニシ、アマガエル
【観察会の様子】
【左】昔の佐布里の地名は佐分利だったみたいです。
【右】最近少なくなった七草のホトケノザ(コオニタビラコ)が咲いていました。
生活の中で、自然とのかかわりがあることを発見することができました。