【行事名】 「知多市臨海工業地帯の緑地の観察」生き物環境発見クラブ
【日 時】 2005年10月29日(土) 9:30〜11:40
【場 所】 知多市北浜町中部電力の敷地
【天 気】 雨
【参加者】 一般 8人
(会員:竹内秀、山本、岩崎、中井康、降幡)
【内 容】
中部電力の工場の東にある緑地帯とビオトープを見学しました。植栽されて40年以上経過した緑地帯は立派な森になっていました。だだし、植栽されている樹種の一部が外来植物であるため、森の形成上問題があるみたいです。例をあげれば@トウカエデの森が形成されていた。Aフサアカシアが高木となり、一部、上部が風で折れていた。Bトウネズミモチが大量の種子を付け、それを小鳥が食べてばら撒かれて各所で発芽するのが見られた。C植栽されたモウソウチクが繁茂し、生長した樹木の中に進入し、樹木を枯らしていた。知多地方の山で普遍的に見られるカクレミノ、ヤツデ、ヒサカキ、モチノキ、サカキ、クロバイなどが見られないのは残念でした。
ビオトープの池に外来種のコイ、ホテイアオイ、園芸種のスイレンが見られたこと、池の縁にナンキンハゼ、トウカエダなど外来種が植栽されているのも残念でした。できれば池や周りの水生植物、水生動物は在来種にしていただけるとありがたいです。
【観察会の様子】
【左】中部電力館前に集合して本日の予定を確認しています。
【右】緑地帯の入り口です。
【左】40年以上経過し、樹木が生長して鬱蒼とした森になっていました。
【右】森の縁にアケビが見られました。