【行事名】 消えていく自然を思い出に残そう(生き物・環境友の会)

【日 時】 2005年7月23日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 知多市立中部中学校 周辺域
【天 気】 気圧の谷の接近で薄曇の天気.昨日の真夏日から開放された観察日和
【参加者】 一般 大人4人、子供8人
        (会員:降幡,南川,岩崎,浅井,平松俊,小島,山本,竹内秀,山田絹,藤井,小川)
【内 容】
 観察サイト周辺域が大規模区画整理事業の影響を被り,周辺景観は今回が見納めとなりそう。出発前に降幡さんから参加者へ次の観察心得説明が ありました。「身近かな生き物観察から自然観察の違いによって見られる違いを発見して、人と生き物が共生できる自然環境例を考えてみましょう」。
---観察の結果、次の様な代表的環境事例が発見できました。
≪自然環境事例@≫ ふれあいプラザ駐車場の法面に一年草木の大豆の植え込みを観察しました。花の植え込みも良いけれど,やせた土地でも育つマメ科は特有の球根バクテリアを造り,大気中の窒素固定を行っている好例です

≪同 A≫丘陵地に入り暫く行くと夏目さんが草刈り中でした。畑は手を掛けないと草茫々となります。様々な生活環境に適応して分化した一年草のシソが一本生え、その横にはヨモギ,ヤマイモ等の多年草の生活型の植物が生え生えていました。農業は雑草との戦いです。
≪同 B≫更に進めば,道をはさんで左側(北側斜面)には常緑・照葉樹林自然林),右側には梅林の明るい人工林に辿りつきました。自然林の方は土地利用が考えられない暗い森となり,明るい梅林とは環境差が対照的です。

≪同 C≫帰路の途中,田んぼ観察をしました。最近は,昔のように除草剤を3回も撒くことなく1回で済ませる事が出来るそうです。しかし,強力なためヘイケボタルの幼虫の餌となるサカマキガイは,ほぼ全滅してしまい今では,残念ですが,涌き水の所しか見られなくなってしまいした。小川記)


【観察会の様子】
 
【左】土壌が痩せた土手です。大豆が栽培されていました。    【右】中部中の東です。春の七草は生えた水田がありました。

 
昨年まで畑として使用していた場所です。半年で1年草の雑草が生い茂ります。

観察会の様子(続き)
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