阿久比川河口のウミニナ類の棲み分け
2020.9.4 アップ                    

 一昨日(9/2)アップのページ(阿久比川のウミニナ類=http://www.chitakan.com/renraku2/200902uminina/index.html)で私自身が不思議に思ったことは、適当に拾い集めたものであるが、ヘナタリが、たった、2個しかなかったこと。
で、実際はどうなのかと思って 9/3 に同じ場所へ行ってみた。
結果は、確かに、ヘナタリはフトヘナタリやウミニナよりも随分少なかった。
と言うより、これらは、棲み分けていた(下の掲載写真参照)。
 ・ヘナタリは堤防から離れたところでサンダルでは行きにくい場所にいる  (サンダルで行く場合はカキ殻の塊の上を足場とする)
 ・堤防の真下(根元)はフトヘナタリがいるだけ
早い話、ヘナタリは棲息(行動)場所が限られていて、こちらがその気にならないと採集できない状況であった。


写真クリック→ビッグサイズ
 2020.9.3 採集 阿久比川河口付近(半田市)


【左】採集場所 & 棲み分けの表示   【中・右】堤防の真下(根元)及び堤防に這い登っているのはフトヘナタリのみ


【左・中・右】すべてヘナタリ。写真のように口の部分が見る角度によって大きく切れ込んでいるのが特徴


【左】ヘナタリの切れ込み 【中】この位置で裏返したモノが右の写真 【右】殻の内側。同じ位置のモノは同一個体
<最後の写真=殻の内側=について-補足>

煮たもモノの中身を取り出そうそして引っ張たり吸い出したりしたが、全くダメだった。
写真はその原因を調べるため切り開いたもの。
結論は、引っ張たり吸い出したりでは絶対に取り出せない…と確信。
と言うのは、
殻頂(とがった先っぽ)まで、しっかり、ぎっしり、身が詰まっているのを見て、無理と確信。
 ※ヘナタリとウミニナは幾つかうまく出来た…っと思っているが果たして?