バクヤギク(莫耶菊)
※ 西ノ口海岸(常滑市)
2017.5.6(土)知多市こども未来館の自然観察会終了後、西ノ口海岸に寄った。目的は“バクヤギク”を見るため。
もう、1ヶ月以上も前から“見ごろ”であったが、今も見ごろであった。
これからも、当分、見ごろであろうから、皆さんも行ってみたら…というご案内です。
常滑海岸近くにお住いの指導員が、まま、いらっしゃいますが、海岸植物の情報発信が、どうも、極めて少ないので、私から…という意味合いもあるかも…です。
いずれにしても、このバクヤギクについては、知多半島内では、オオキンケイギクやタカサゴユリと同様、私にとっては憎めない植物であります。
風の弱い晴れの日に、大きな声では、当然、言えませんが、「西ノ口公民館」の駐車場を拝借して、見に行かれるとよいでしよう。
※ 以下の写真クリック→ビッグサイズの写真 ※ 2017.5.6 撮影(榊原正)
【左】こんな感じの群落が幾つかある 【中】接近写真 【右】この群落が盛り上がって大きくなるには、まだ、何年もかかる…
【左】ハマゴウは新緑状態…まだ、花芽もない…。 ハマヒルガオはもう見ごろになっている…蒲池海岸の大群落は見事であろう
【中】ハマボウフウには幼花あり? それとも食べるとおいしい幼葉? 【右】コウボウムギ(雌雄異株)の雄花…すでに、くたびれている
上の3枚の写真から→バクヤギクは、ハマヒルガオみたいに、堤防の下の砂浜に降りて来れないのではないか?…と思うのですが、いかがでしょうか…。
<バクヤギクに関する環境省のデータ-抜粋->
「侵略的外来種リスト(仮称)植物の掲載種(案)【国外外来種】※検討作業中※」より抜粋
定着状況
生育環境など
利用状況
利用上の留意事項
B定着初期/分布限定
海岸や撹乱地にマット状に生育す。水はけが良い土壌と、日当たりが良い環境を好む。
浸食防止、観賞用、被覆植物として利用され食用や薬用にもされる。日本でも、流通、市販されている。
海外で侵略的な外来種とされており、海浜の生態系への影響が大きく、動物により種子が散布されること等から、こうした環境に侵入するおそれのある場所には、持ち込みを行うべきではない。