【行事名】 東海市自然探検隊 加木屋緑地の生きものを調べよう 主催:東海市エコスクール(生活環境課) 

【日 時】 2015年8月1日(土) 9:30〜12:00
【場 所】 集合:加木屋市民館、緑地公園第1P
【天 気】 晴れ
【担 当】 平松俊
【参加者】 一般25名 (大人10名、子供15名)
      (指導員6名:平松俊、森田琢、降幡、吉川洋、岩崎、伊藤岱)、東海市生活環境課(2)、花と緑の推進課(1)、情報課広報(1)
【内 容】
 講座内容は「平成26年度に整備された加木屋緑地の役割や歴史を知り、生き物を観察する。生き物を調査することで、加木屋緑地の生態系について学ぶ}」です。
 一般参加者は加木屋市民館に集合後、緑地公園第一駐車場へ移動。観察会は木陰で開会挨拶後、花と緑の推進課職員から加木屋緑地の概要説明、知多自然観察会指導員から注意事項説明から始まりました。当日の観察コースは(1)御雉子山の山頂までの生きもの観察(2)雑木林の中の生きもの観察(3)図賀奈池、水辺の森の生きもの観察です。
 当日は朝から30℃を超え、水分補給が欠かせない猛暑でした。子どもの多くは捕虫網と虫かごを持参していました。既にクマゼミ、アブラゼミを採集し次なる昆虫を追い求めている強者もいました。御雉子山までの往復コースではトンボ、チョウが目立ちましたが子どもの手には負えない様子でした。道すがら大人向けにはクサギ(開花)やシシャンボ(結実)など樹木の説明をしました。アベマキが多い雑木林ではカブトムシ、シロテンハナムグリ、スズメバチが樹液を求めて沢山集まっている大木があり、多くの子どもがカブトムシの番(雄雌)を採集でき大喜びでした。図賀奈池周辺では沢山のヌマガエル、アマガエル、シオカラトンボが観察できました。池の周りには樹木のリョウブが開花・結実を始め、草本のヤブミョウガの花も観ることができました。
 観察会の最後は東屋の日陰で子ども達が採集した昆虫の種名などを説明、弱いトンボやチョウのリリースをお願いして閉会しました。
反省(平松俊) : 暑さで観察に集中できず昨年より記録種が大幅に減少しました。実施時期を見直す必要があります。

(記・森田琢)

【観察した生き物】
◎植物 アベマキ、クスノキ、クサギ、シャシャンボ、リョウブ、アカメガシワ
     ヤブミョウガ、ヨウシュヤマゴボウ
◎動物
・昆虫 
カブトムシ(♂♀)、コクワガタ?(♀)、ノコギリクワガタ(♂)、シロテンハナムグリ、カナブン、アオドウガネ、オオカミキリ、ウスバカミキリ、タマムシ、クズチビタマムシ、キマワリ
     アブラゼミ(♂♀)、クマゼミ(♂♀)、アオバハゴロモ、ニイニイゼミ(鳴き声)
     シオカラトンボ(♂♀)、オオシオカラトンボ(♂)、ウスバキトンボ、コシアキトンボ、ウチワヤンマ、チョウトンボ、ノシメトンボ?
     クサキリ(幼虫)、クルマバッタモドキ、ヒシバッタ、ショウリョウバッタ、キリギリス(声)、オオカマキリ(幼虫)、キリギリスの仲間(幼虫)
     ツマグロヒョウモン、ナミアゲハ、クロアゲハ?、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、ナミヒカゲ?
     ヤブカ類、ムラクモハマダラミバエ、スキバツリアブ?、コウヤツリアブ?、ヒラタアブ類、キンバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、スズメバチ類、アシナガバチ類、アリ類
・両生類 ヌマガエル、アマガエル
鳥類 モズ、ツバメ、スズメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、キジバト、コサギ、アオサギ、ハシボソガラス

【観察会の様子】



【左】開会の挨拶     【右】木陰で一休み


【左】暑くて疲れたね      【右】シオカラトンボがいるよ


【観察会続き】

緑地公園の雑木林

【左】アベマキの雑木林   【中】アベマキの葉   【右】林床


【左】クサギ(開花)   【中】シシャンボ(結実)   【右】リョウブ(開花・結実)


【左】ヤブミョウガ(開花)   【中】   【右】

観察した生きものなど

【左】緑地公園の歴史紹介   【中】   【右】オカダンゴムシ


【左】林床のアリたち   【中】アオバハゴロモを捕まえてみよう   【右】アオバハゴロモ


【左】ウスバカミキリ   【中】カブトムシ ♂   【右】カブトムシ ♀


【左】シロテンハナムグリ   【中】   【右】


【左】ヌマガエル捕まえた   【中】   【右】カマキリの脱皮


【左】スキバツリアブ   【中】ヒラタアブ類   【右】ムラクモハマダラミバエ

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