【行事名】
フナビオとふれあう会
【日 時】
2012年5月19日(土) 9:30〜12:00
【場 所】
東海市船島小学校
【天 気】
晴れ
【担 当】
平松俊、降幡
【参加者】
生徒数 279名、先生 9名(1〜5年生)
(指導員:降幡、原、吉川洋、大野、古川、岩崎、榊原靖、竹内秀、山田公、平松俊)
【内 容】
◎1年生・・・
AクラスBクラスの2クラスで、ネイチャーゲームと草花遊びを1時間ごとに交代しました。
教室で挨拶の後、校庭を右回りに移動し、ビオトープを通って最後は、水槽のある草原で草花遊びをしました。移動中にはミカンの花やドクダミの匂いを嗅いだり、ノイバラのとげに触れたり、まだ熟していないクワの実をかんだりしました。草花遊びは、シロツメクサの指輪とタンポポの笛に皆で挑戦しました。何人かの児童は初めての経験でタンポポの笛を鳴らすことができました。
【一年生でとりあげた生き物】
ミカンの花、クワの実、グミの実、スイカズラの花のみつ、ノイバラのとげ、ドクダミの匂いと効用、カヤの葉っぱの危険性、シロツメクサの指輪、オオバコの相撲、タンポポの笛とストロー(記・大野)
◎2年生・・・
「フナビオの草花(くさばな)を描(か)こう」ー絵手紙にして、大好きな人にプレゼントしようー
予め採集してあった草花を材料に絵手紙を作成しました。絵手紙を指導していただいたスタッフはベテランで合理的、効果的なカリキュラムで指導されました。子どもたちは時間内に絵手紙を楽しく作成することが出来ました。当会に依頼されているのは、草花の名前同定でしたが花壇にある園芸植物が何点かありましたので名前が分りませんでした。また、テ−マの「フナビオの草花」でしたがフナビオに限定されずに校舎の周りのものが多かったような気がします。絵の材料としてされた草花は極力、次の所に載せました。(記・降幡)
◎3年生・・・
真っ青な空、汗ばむ陽気の中、今年もフナビオ観察会が始まった。今年は、@水の中の生き物と、A陸上の生き物の二つのコースに分かれて行った。
水の中の生き物コースでは、年々ヘドロがたまってきて、ビオトープの中に流れがなくなってきていることもあってか、ザリガニがたくさんと、ドジョウが2,3びき見つかっただけということだった。
陸上の生き物コースは、トベラのキジラミにはじまって、ミカンの花の所だけでも葉に止まっているものや飛んでいるもの等たくさんの種類のものがみられた。アゲハの幼虫もみられ、どうして黒いのかと尋ねると、鳥の糞のまねをしているという返事が返ってきた。昆虫についての興味関心が全体的に高いと思った。カブトムシの幼虫を捕まえてみたものの、エサの腐葉土を入れるのが大変で回りの子に手伝ってもらいながら水槽に入れている姿も見られた。今年は、どんな虫がどこにいたのかをメモしようということで取り組んだので、メモ用紙いっぱいに表を書いてきちんとメモをとる姿も見られた。教室へ帰って見られたものを発表しあったところ。33種類の昆虫等の生き物を見つけられたことが分かった。天気の良さも手伝ってかたくさんみられたので、みんなおどろいていた。(記・竹内秀)
◎4年生・・・「生き物(樹木)観察」
夏ミカンに始まって、ソテツ、カキ、ドングリの仲間、シャリンバイ、トベラ、クスノキ、タブノキ、 スイカズラ、オニグルミ、ヒサカキ、イボタ、キンカン、ホルトノキ、ヤマモモ、柳の仲間、サンゴジュ、ナツグミ、桜の実(さくらんぼ)、ピラカンサ、アセビ、ハナノキ、シュロなど を紹介しています(記・吉川洋 )
◎4年生・・・「野鳥の観察」
毎年野鳥の観察は学校の周りを一周するコースで、校門を出て上野新川沿いの道を東に向かって歩いて行きます。スズメが電線に止まっています。最近スズメの数が少なくなっています。スズメは人間がすむ家の隙間に巣を作ることが多いです、最近の家は隙間が少なく巣を作る場所がなくなっているのも一つの原因ではないか、と話ながら、真池まで来ました。真池はほとんど葦で覆われています、ここではいつも5月の連休が過ぎると夏鳥のオオヨシキリが飛来するのですが、今年はまだ来てないようですね。子供達が「カメが沢山いる」ミシシピイアカミミガメです、外来生物で要注意外来生物に指定されています、もし家で飼っている人がいたら、飼えないからといって野外に絶対はさないで下さい、死ぬまで飼っていてくださいと話をして真池を後にして小学校の南側から西側にかけ観察をし、時間になり教室に戻り、鳥あわせを行い終了です。(記・岩崎)
◎5年生・・・「水路の生き物観察」
フナビオの東側の水路には階段式の魚道が設置されて、水路の行く先の上野新川から水路を通って魚などがフナビオに入ってこられるように工夫されています。ですから、もしかすると水路にいる生き物はフナビオの生き物が豊かになるかどうかのカギをにぎっているかも知れません。今回見られた生き物は、ミシシッピアカミミガメ(在来種のカメは見つかりませんでした)、ヌマガエル、ニホンアマガエル、ドジョウ(魚はドジョウだけで、さびしい結果でした)、アメリカザリガニ、シオカラトンボのヤゴ、ヒメアメンボ、セスジユスリカ、ヒメタニシ、サカマキガイ、マシジミの一種、エラミミズでした。水のよごれに強い生き物ばかりで、種類も多くありませんでした。水路の底に枯葉などがたくさんたまっていてそれが腐ることによって水質が悪くなっているのかも知れません。(記・榊原靖)
【観察した生き物】
◎植物
ノイバラ、シロツメクサ、ミカン、ドクダミ、タンポポ、クワ、スイカズラ、カヤ、オオバコ、グミ、オニタビラコ、ハルノノゲシ、パンジー、セキチクの仲間、デージー(園芸)、ヘビイチゴ、ルッコラ(野菜)、オオバコ、ヨモギ、ムラサキカタバミ(外来)、ヒメコバンソウ(外来)、ハルジオン(外来)、オオジシバリ、ニワゼキショウ(外来)、スイバ、オニグルミ、マテバシイ、ソテツ、カキ、ドングリの仲間、シャリンバイ、トベラ、クスノキ、タブノキ、オニグルミ、ヒサカキ、イボタ、キンカン、ホルトノキ、ヤマモモ、柳の仲間、サンゴジュ、ナツグミ、桜の実(さくらんぼ)、ピラカンサ、アセビ、ハナノキ、シュロ 、
◎昆虫
ヤマトシジミ、ベニシジミ、モンシロチョウ、ナミアゲハ、クロアゲハ?、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、メイガ類、ヤガ類、オビカレハ幼虫、ドクガ類の幼虫?、アジアイトトンボ、シオカラトンボ、シオカラトンボのヤゴ、ハラビロトンボ、アジアイトトンボ♀?、コカゲロウ類、クサカゲロウ類の卵、カブトムシ幼虫、コアオハナムグリ、シロテンハナムグリ、クシコメツキ類、ナミテントウ、ナナホシテントウ、ダンダラテントウ、ヒメカメノコテントウ、コクロヒメテントウ?、ジョウカイボン、セボシジョウカイ、クロウリハムシ、ウリハムシ、コガタルリハムシ、ツチイナゴ?、トゲヒシバッタ、ヨコヅナサシガメ、トベラキジラミ、ヤツデキジラミ、ルリハナアブ、ホソヒラタアブ、ナミホシヒラタアブ、オオヒメヒラタアブ?、ニクバエ類、キンバエ類、スズメバチ類、クロスズメバチ類、セグロアシナガバチ、ヒメバチ類、モリチャバネゴキブリ、オオヒメヒラタアブ?(平松俊)
◎鳥
ツバメ ヒヨドリ コサギ ハシボソガラス キジバト コチドリ ケリ ムクドリ スズメ カルガモ カワラヒワ キジ ホオジロ ヒバリ モズ アオサギ
◎その他
ミシシッピーアカミミガメ(外来)、ヌマガエル、アマガエル、ドジョウ、アメリカザリガニ、タニシ、
【観察会の様子】
【左】「フナビオとふれあう会」がはじまりました 【右】ネイチャーゲームが始まりました(一年生)
【左】虫さがしに出発(三年生) 【右】稲作りのお話(
【観察会続き】
【左】樹木の観察(四年生) 【中】水生生物観察(三年生) 【右】虫さがしに出発(三年生)
【左】稲作り 【中】水質の比較を実験 【右】絵手紙のお話(二年生)
【左】出来あがった絵手紙 【中】観察した野鳥のまとめ(五年生) 【右】観察した昆虫のまとめ(三年生)
【左】水生生物のまとめ(三年生) 【中】観察した樹木のまとめ(四年生) 【右】ミシシッピーアカミミガメ(外来)
【左】ヌマガエル 【中】ドジョウ 【右】シオカラトンボのヤゴ
【左】アメリカザリガニ 【中】タニシ 【右】22
【左】不明(撮ってもらった覚えがないので、竹内さんの依頼写真と思いますがわかったら教えてください)
【中】ナミテントウ幼虫
【右】オオヒメヒラタアブ?
【左】ハラビロトンボ(フナビオの池で見ました)
【中】ドクガ類の幼虫?(止まっている植物を教えてください)
【右】アジアイトトンボ♀?(フナビオにイトトンボは見つかりませんでした。観察池で多数見ました)
【左】コクロヒメテントウ?(体長約2ミリ) 【中】
ここから絵手紙材料⇒
セイヨウタンポポ 【右】シロツメクサ
【左】オニタビラコ 【中】ハルノノゲシ 【右】スイカズラ
【左】パンジー 【中】キクの仲間(園芸) 【右】セキチクの仲間
【左】セキチクの仲間 【中】デージー(園芸) 【右】ヘビイチゴ
【左】ルッコラ(野菜) 【中】ノイバラ 【右】オオバコ
【左】キクの仲間(園芸) 【中】ヨモギ 【右】ムラサキカタバミ(外来)
【左】ヒメコバンソウ(外来) 【中】ハルジオン(外来) 【右】オオジシバリ
【左】ニワゼキショウ(外来) 【中】スイバ 【右】採集してきた草花
⇒絵手紙材料ここまで
【左】オニグルミ 【中】マテバシイ
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