【行事名】 「海に親しむ会」     ●南知多町立師崎小学校

【日 時】 2015年7月2日(木) 10:40〜12:15  大潮(師崎港干潮12:03)
【場 所】 南知多町師崎羽豆岬海岸
【天 気】 曇りのち晴れ
【担 当】 森田(博)
【参加者】 児童90名 (6班顧問7名)、中日新聞内海通信部(取材)
   (指導員:森田博、中井康、大矢美、岩本妙、田中達+県水産(漁業生産)研究所職員1名))
【内 容】
 師崎小学校主催の「海に親しむ会」は、地域の海辺にすむ生き物や自然、産業について、学んだり親しんだりする活動を通して、環境問題やその保全について考え、自然豊かな郷土を愛する心豊かな児童を育てることと、なかよし班での活動を通して、学年の枠を越えた人間関係を育てることを目的として、毎年、この時期にこの海岸で開催されています。この「海に親しむ会」は、15年以上前から実施されているとのことでした。
 当初、予定されていた「海に親しむ会」は、雨のため1日遅れての開催となりましたが、涼しい一日となり、絶好の観察会日和となりました。指導員から危険な生き物の紹介や観察のポイントが示されたのち、なかよし班での観察が始まりました。潮溜まりでマダコを見つけて歓喜にわくグループ、生き物がなかなか捕まえることができず悪戦苦闘するグループもみられましたが一様に楽しんでいる様子が見られました。参加した児童については、漁業のまちでもある師崎地区の子供達でしたので、潮溜まりの生き物の捕獲が特に上手な児童がいたので、「なまこハンター」の称号を与えて楽しく観察がおこなえました。
 短い時間での観察会でしたが、やはり何かに夢中になる児童は素晴らしいとも感じました。  最後に講師代表のあいさつの中で、大変、いい言葉がありましたので掲載いたします。「海はみんなにとって大切なもの。海の生き物と人間との関わりを大切にしましょう。今回は5種類の生き物と友達になれば、6年参加すれば30種類の友達ができます。」というものでした。この自然豊かな師崎の羽豆岬海岸と児童の笑顔がこのままずっと残っていますように・・・。(記・田中達)
【観察した生き物】
◎魚の仲間 
 メジナ、ヘビギンポ、イソギンポ、ハオコゼ、ナベカ、ハゼの仲間 
◎ウニ、ヒトデ、ナマコの仲間
マナマコ、イシコ、ヤツデヒトデ、ムラサキウニ、イトマキヒトデ、クモヒトデ、バフンウニ、サンショウウニ、クモヒトデの仲間
◎エビ、カニの仲間
 ヒライソガニ、イワフジツボ、クロフジツボ、カメノテ、イシガニ、オオギガニ、イソカニダマシ、ヨツハモガニ、ババガセ、ワレカラ、ヨコエビの仲間
◎貝やイカ、タコの仲間
 スガイ、ヒザラガイ、ウノアシ、マガキ、マツバガイ、オオヘビガイ、ウスヒザラガイ、マダコ、キクノハナガイ、ベッコウザラガイ、エゾカサネカンザシ、トコブシ、ヒメケハダヒザラガイ、ナミマガシワ、コシダカガンガラ、アメフラシ、マダラウミウシ、カモメガイ(貝殻)
◎ゴカイの仲間 
  ヤッコカンザシ、クマノアシツキ、オトヒメゴカイ
◎クラゲやイソギンチャクの仲間
ヨロイイソギンチャク
◎カイメンの仲間
 ダイダイイソカイメン、ムラサキカイメン
◎海藻類
 ヒジキ、ワカメ、イシゲ、ミル、ピリヒバ
◎その他
 フナムシ、シロボヤ、マンジュウボヤ
【観察会の様子】
 
【左】開会の挨拶    【右】危険な生き物や観察時の注意事項

 
【左】潮だまりでの生き物採集      【右】潮だまりでの生き物採集


【観察会続き】

【左】潮だまりでの生き物採集         【中】潮だまりでの生き物採集         【右】潮だまりでの生き物採集


【左】潮だまりでの生き物採集         【中】カメノテ&クロフジツボ        【右】フナムシ


【左】ヤッコカンザシ          【中】オオヘビガイ          【右】アメフラシ&卵


【左】マンジュウボヤ           【中】ヨツハモガニ           【右】マダラウミウシ


【左】オトヒメゴカイ            【右】クマノアシツキ


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