【行事名】 「海に親しむ会」(主催:師崎小学校)

【日 時】 2013年7月8日(月) 09:00〜12:30  大潮(師崎港干潮12:04)
【場 所】 南知多町師崎羽豆岬海岸
【天 気】 晴れ(東海地方梅雨明け)
【担 当】 森田博
【参加者】 児童94名 (6班顧問6名)
      (スタッフ:森田博、中井康、森田琢、大矢美+県水産(漁業生産)研究所職員4名)
【内 容】
 「海に親しむ会」は @ 地域の海辺に棲む生き物や自然、漁業について、学んだり親しんだりする活動を通して、環境問題やその保全について考え、自然豊かな郷土を愛する心豊かな児童を育てる。Aなかよし班での活動を通して、学年の枠を越えた人間関係を育てる。を目的にしています。
東海地方の梅雨明け宣言があった当日は朝からむせかえる様な暑さでした。毎年の恒例行事ですが、児童の元気な笑顔と質問が講師陣をいつもワクワクさせてくれます。教室で「海の学習会」を45分程実施し、10時頃から海岸へ出て自然観察会に臨みました。6班に分かれた児童たちは、熊手やたも網などを手に潮だまりをのぞき込み、思い思いに生きもの観察と採集を始めました。大きなイシガニを小さなたも網で捕まえた高学年の児童は自慢げに見せてくれました。低学年の児童は小さな指先に小さなワレカラやウミウシらしき生きものを乗せて「これ何?」と言って何人もが持参しました。目立って沢山採集された生きものは、ムラサキウニ、マナマコ、ミズクラゲ、マダコ、ナベカなどでした。12時頃から採集した生きものの説明と分かちあいをして観察会を終えました。
観察時間中に磯で転んで膝に怪我した児童1名、観察前から元気のない児童が1名いました。暑い最中の磯浜での観察会は安全への配慮が特に大切であることを再確認しました。
(記・森田琢)
【観察した生き物】
◎海藻 
  ヒジキ、ミル、マクサ、イロロ、イシゲ、ピリヒバ
◎魚など
 ナベカ、アゴハゼ、イソギンポ、ハオコゼ、イシダイ(幼魚)
◎貝、タコなど
 ヒザラガイ、スガイ、イボニシ、コシダカガンガラ、サザエ、マガキ、マダコ、クロシタナシウミウシ
◎カニ、エビなど
 イソガニ、ヒライソガニ、イシガニ、ケアシホンヤドカリ、クロフジツボ、フナムシ、ワレカラ
◎ナマコ、ヒトデ
 マナマコ、イシコ、ムラサキウニ、バフンウニ、イトマキヒトデ、クモヒトデ
◎クラゲ
 ミズクラゲ、アカクラゲ
◎イソギンチャク
 ヨロイイソギンチャク、タテジマイソギンチャク、ミドリイソギンチャク

◎その他 ゴカイの仲間
 ウミケムシ、サンハチウロコムシ

【観察会の様子】



【左】開会挨拶  【右】危険な生きもののの説明


【左】羽豆岬海岸 磯浜   【右】珍しいウミケムシと観察会遠景


【観察会続き】


【左】イロロ・イワヒゲの海藻群落   【中】ミル   【右】


【左】フナムシの群れ   【中】クロフジツボ   【右】ヒザラガイ


【左】ムラサキウニ・バフンウニ   【中】マナマコ(黒、茶)   【右】ミズクラゲ


【左】スガイ・サザエ・コシダカガンガラなど   【中】イトマキヒトデ   【右】クモヒトデ


【左】マダコ   【中】イシガニ♀   【右】ヤドカリの仲間


【左】イシダイ(幼魚)   【中】ハオコゼ   【右】ナベカ


【左】アゴハゼ   【中】イシコ   【右】ヒカリウミウシ(上)とウミウシの仲間(下)

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