【行事名】 磯の生物観察会(瑞稜高校 コスモサイエンスコース1年)
【日 時】 2012年6月1日(金) 9:30〜12:00
【場 所】 南知多町豊浜荒磯松海岸
【天 気】 晴れ
【参加者】 40名
(スタッフ:森田博、森田琢、中井康、降幡)
【内 容】
昨年に引き続き、コスモサイエンスコース1年40名を対象にした磯の生きもの観察会を実施しました。スタッフはやや早めに現地到着し、人気の少ない間に下見を兼ねて周囲を一巡しました。早出の甲斐あってかトビ10羽、アオサギ4羽、(ハシボソ)カラス2羽を間近で撮影することができました。
当日は中潮で干潮時刻をやや過ぎた頃からの観察会となりましたので、開会挨拶、諸注意、講師紹介は早々に済ませ、磯に降り立ちました。
講師陣は生徒達に磯の環境と生きものを現地・現物で体感し、「きもい !」という感じを少しでも払拭してもらう様に努めました。多くの生徒達はヌルヌルとしたアメフラシやナマコを手づかみしたり、イソギンチャクを突っついたりとすぐに慣れてくれました。また、何人かが採集中に足を滑らせたり、転びかけたり、深みにはまったりして、磯の危険も体験してくれました。
観察と採集の途上では、生徒達から幾つかの質問を頂き講師冥利に尽きる思いもさせて頂きました。観察した生きものは下記に示すように多種多様でしたので、この海岸が自然と環境を学ぶに適した場所であることを証明している様です。当日は怪我もなく、好天と生きものにも恵まれ、ハッピーな半日になりました。 (記・森田琢)
【観察した生き物】
◎藻類 ワカメ、ヒジキ、イロロ、イシゲ、ピリヒバ、キョウノヒモ、マクサ、ミル、アナアオサ、ウミトラノオ
◎海綿動物 ダイダイイソカイメン、クロイソカイメン
◎刺胞動物 ヨロイイソギンチャク、タテジマイソギンチャク
◎環形動物 ヤッコカンザシ
◎軟体動物 ヒザラガイ、ヨメガカサガイ、カラマツガイと卵塊、マツバガイ
イシダタミ、イボニシ、スガイ、コシダカガンガラ、アメフラシ、アメフラシの卵塊、アオウミウシと他1種、クボガイ
◎節足動物 フナムシ、イソガニ、ヒライソガニ、イワガニ、イワフジツボ、クロフジツボ、ワレカラ類、カメノテ、
ヤドカリ類(ケアシホンヤドカリ)
◎脊索動物 シロボヤ
◎棘皮動物 イトマキヒトデ、ヤツデヒトデ、クモヒトデ類、ムラサキウニ、マナマコ
◎魚類 ギンポ、ボラ(稚魚)
◎鳥類 トビ10羽、アオサギ4羽、(ハシボソ)カラス2羽
【観察会の様子】
【左】開会挨拶、諸注意、講師紹介 【中】さっさく、潮溜まりへ 【右】生きもの探し
【左】観察と採集 【中】観察と採集 【右】採集した生きものの分類仕分け
【左】皆が採集した生きものの分かちあい 【中】生きものの解説 【右】生きものの解説
【左】生きものの解説 【中】巻き貝サザエの形態の謎 【右】補講 「磯浜の環境とそこに棲む生きものたちの適応について」
【観察会続き】
【左】トビ
【中】アオサギ
【右】(ハシボソ)カラス
【左】マガキ (帯状分布)
【中】クロフジツボ (帯状分布)
【右】ヨロイイソギンチャク (群生)
【左】褐藻 (群生景観)
【中】緑藻 (群生景観)
【右】潮溜まり (景観)
【左】巻き貝の仲間達 (イシダタミ)
【中】巻き貝の仲間達 (スガイ)
【右】巻き貝の仲間達 (サザエ)
【左】巻き貝の仲間達 (コシダカガンガラ)
【中】巻き貝の仲間達 (バテイラ)
【右】巻き貝の仲間達 (ヒザラガイ)
【左】巻き貝の仲間達 (マツバガイ)
【中】巻き貝の仲間達 (アメフラシ)
【右】アメフラシ (卵塊 ウミソウメン)
【左】本日の話題種 (5本腕と6本腕のイトマキヒトデ)
【中】本日の話題種 (ヤツデヒトデ)
【右】本日の話題種 ( イソヘラムシ )
【左】本日の話題種 (マダコ)
【中】本日の話題種 (マナマコの変異(クロナマコ))
【右】本日の話題種 ( マダラウミウシの卵 ?)
【左】多様な海藻 ( )
【中】多様な海藻 (ミル)
【右】多様な海藻 (マクサ)
【左】多様な海藻 ( )
【中】多様な海藻 ( )
【右】多様な海藻 ( )
【左】多様な海藻 (イシゲ)
【中】多様な海藻 (イロロ)
【右】多様な海藻 (ヒジキ)
【左】多様な海藻 (?)
【中】多様な海藻 (ウミトラノオ)
【右】多様な海藻 (ピリヒバ)
【左】多様な海藻 (フクロノリ)
【中】多様な海藻 ( )
【右】多様な海藻 (タンバノリ )
【左】多様な海藻 (キョウノヒモ)
【中】
【右】