【行事名】 地域の自然観察会「見つけよう、秋の生きものたち」 主催:知多市立旭北小学校 

【日 時】 2014年10月14日(日) 10:00〜12:30
【場 所】 集合:旭北小学校P
【天 気】 晴れ
【担 当】 平田
【参加者】 児童124名 (担任5名、保護者10数名)
      (指導員6名:平田、中井康、吉川勉、岩本、山田絹、森田琢)
【内 容】
 お手伝いに先立ち事前打ち合わせ(9月10日)と下見(10月8日)を実施しました。旭北小は樹木の種類が豊富なうえ、それぞれに樹種名が表記されるなど管理が行き届いている学校です。
 当日の運動場には車がいっぱい、この日は学校公開日です。10時を過ぎた頃、ポリ袋(レジ袋)を手にした2年生の児童が昇降口前に集まり始める。そのうち、強風に煽られたレジ袋一枚が台風一過の青空に舞い上がる。続いてまた一枚、ぐんぐん上昇する袋に歓声が上がり、開会前から盛り上がりました。
 開会の挨拶の後、保護者を含め6班に分かれ校内を一巡しながら秋の生きものたちを観察しました。途中、野鳥を保護した児童がおり大騒ぎになりました。皆が触ろうとしましたが弱っている様子でしたので一旦保護者に預けた後先生へ保護をお願いしておきました。
 校内には6種類ほどのどんぐりの仲間があります。マテバシイの樹の下にはドングリが沢山落ちていましたので、用意持参したドングリ笛30個ほどを個々に手渡して吹いてもらいました。ピーピー音が校庭に響いたせいかこれが人気を呼び、他班も交えて争奪戦となりました。(4班)
 中庭ではカラタチの実の味を舌で確かめたり、オニグルミを採ろうと木に登る者がいたり、キノコを発見して皆に声を掛けたりと元気な児童が沢山いました。
 保護者の方々にも秋の香りを楽しんで頂けた様子で、ジンジャーの香りを喜んだり、ゲッケイジュの葉の匂いを香いでは「カレーの・・・・」等と歓声が上がっていました。
各班とも予定通り集合場所へ戻り、振り返りの学習をした後無事閉会しました。
 なお、学習の目的、時間割はほぼ下記例年通りでした。
■学習の目的
・季節の変化に気づく。
・学校周辺の秋を体感し、動植物を観察したり、植物で遊んだりする。
・自然のあらゆる生命に関心を持ち、自然の優しさと心地よさにふれ、豊かな感性を育てる。
■時間割り
・10:25 集合
・10:30 5グループに分かれて、校庭の自然観察(主に植物、特に木の実など)
・12:10 学習の振り返り
・12:25 解散
(記・平田)
【観察した生き物】
◎植物 (校庭の主木、秋の実りと香り)
 
ブナ科 クリ、マテバシイ、ウバメガシ、コナラ、クヌギ、シラカシ、カシワ
 スズカケノキ科 プラタナス(スズカケノキ)、モミジバスズカケノキ
 モクレン科 ハンテンボク(ユリノキ)
 フウ科 モミジバフウ(アメリカフウ)
 スギ科 メタセコイア
 トウダイグサ科 ナンキンハゼ、アカメガシワ
 マメ科 アメリカデイゴ、アレチヌスビトハギ、ヤマハギ
 クスノキ科 クスノキ、ヤブニッケイ、ゲッケイジュ、タブノキ
 ショウガ科 ジンジャーリリー
◎動物
 鳥:
ウグイス、昆虫:ツチイナゴ
◎その他
 菌類:
キクラゲ等

【観察会の様子】



【左】開会挨拶     【右】指導員紹介


【左】小鳥(ウグイス)を保護      【右】ツチイナゴ捕まえた


【観察会続き】

観察した生きものなど

【左】中庭で木の実探し   【中】キクラゲ   【右】不明


【左】ウバメガシ   【中】シラカシ   【右】カシワ


【左】コナラ   【中】マテバシイ   【右】クヌギ


【左】クリ   【中】プラタナス(スズカケノキ)   【右】モミジバスズカケノキ


【左】ヘクソカズラ   【中】メタセコイア   【右】オニグルミ


【左】クスノキ   【中】トウネズミモチ   【右】不明


   【中】校内のどんぐりの仲間

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