【行事名】 干潟の生き物観察をしよう
     夏休み子供教室(阿久比中央公民館)

【日 時】 2008年8月1日(金) 9:00〜16:00
【場 所】 美浜町山王川河口⇒奥田海岸⇒南知多ビーチランド
【天 気】 晴れ
【参加者】  大人14名、子供21名
   (会員:榊原正、原、降幡、森田)
【内 容】
 夏休み子供教室は、阿久比中央公民館の呼びかけで、阿久比町内の小学生の内、3年生から6年生の児童の希望者が自然体験などを実施しています。
 知多地方で唯一海に面していない阿久比町の子供たちにとって、海辺の生き物と触れ合うことは大切なことです。科学技術が進み、生き物たちの生活が鮮明な画像で親切ない解説がついたものがいつでも見ることができる時代です。しかし、生き物たちが生活している現地に行くことによって映像では味わうことが出来ない大きな収穫があります。それは、五感を体験できることです。お金と時間がかかりますが、この五感を体験することによって子供たちの頭に体験が焼きつくのです。それが子供たちに自然を大切にし、環境を守る心と意識が芽生えるのです。
 参加した児童は希望して参加したらしく意欲的に興味を持って海辺の生き物を生き生きと観察していました。(記・降幡)
【観察した生き物】
◎鳥 
  アオサギ、ダイサギ、カワウ 
◎魚
 ヒメハゼ、ボラ、スズキの稚魚
◎節足動物
 タカノケフサイソガニ、イソガニ、ヒライソガニ、マメコブシガニ、イシガニ、ガザミ、ヤマトオサガニ、コメツキガニ、ユビナガホンヤドカリ、ヨコエビ 
◎貝
 シオフキ、アサリ、マテガイ、ツメタガイ、イシダタミ、アラムシロガイ、イボニシ、フトヘナタリガイ 
◎その他
 ヤッコカンザシ、タマシキゴカイの卵塊、スジホシムシ、扁形動物のヒラムシ、ミズクラゲ
【観察会の様子】
 
【左】のびのびと干潟で生き物に親しみ、学びました。  【右】山王川河口でチゴガニを観察しました。

 
【左】しおだまりの深いところにスズキの稚魚がいました。  【右】干潟のカニ、大きなアミメキンセンガニです。


【観察会続き】

              たのしいい一日でした。


【左】山王川河口の泥干潟の生き物を観察。
【中】チゴガニのダンス。
【右】ヤマトオサガニはハサミをうまく使い、餌を口に運んでいます。


【左】山王川河口の泥干潟の生き物の解説。 
【中】今年はアカウミガメが産卵にたくさん上陸しました。枠のところが上陸箇所。
【右】干潟の生き物について、予備知識、注意をお話しています。


【左】スコップで砂の中に住む生き物を観察しています。
【中】採集したものを生き物の仲間別にバットに入れました。
【右】どんな生き物が見られたか皆で分かち合いをしています。


【左】生き物に触って感触を味わっています。
【中】干潟に来たアオサギ。
【右】ダイサギ。


【左】カワウ。羽を広げて乾燥しています。
【中】ヒメハゼ。
【右】ボラ


【左】タカノケフサイソガニ。
【中】イソガニ。
【右】ヒライソガニ。


【左】マメコブシガニ。
【中】マメコブシガニのお母さん。卵を抱えていました。
【右】マメコブシガニのお父さん。お母さんと結婚するための交接器を持っています。


【左】イシガニのお母さん(右)。お父さん(左)。
【中】高級食材のガザミ。イシガニと同じくワタリガニ科です。
【右】ヤマトオサガニ。潜望鏡みたいな目が特徴です。


【左】コメツキガニ。お腹がきれいな紫色。
【中】オウギガニ。磯のカニで直ぐ死んだまねをする。
【右】ユビナガホンヤドカリ。


【左】ヨコエビ
【中】シオフ
【右】アサリ


【左】マテガイ
【中】ツメタガイ。干潟に住み、アサリなど二枚貝をたくさん食べる嫌われ者。
【右】ツメタガイの卵塊。別名、スナジャワン。


【左】イシダタミ。
【中】アラムシロガイ。
【右】シオフキの死体に集まるアラムシロガイ。海の掃除やさん。


【左】イボニシ。
【中】キサゴ
【右】フトヘナタリガイ。


【左】エザカサネカンザシというゴカイの巣
【中】タマシキゴカイの卵嚢。別名、クロムシ。
【右】タマシキゴカイの糞。正しくはゴカイのお腹で養分を吸収した後の砂。いわゆる浄化された砂。


【左】スジホシムシ
【中】ケムシヒザラガイ。
【右】レンズみたいなミズクラゲ。


【左】ダイダイイソカイメン。
【中】リボンアオサ。
【右】アナアオサ。

 





【左】53


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