【行事名】大垣・樽見鉄道沿線の自然
【日 時】2023年5月27日(土)〜28日(日)
【場 所】集合場所:JR大垣駅改札口
【天 気】晴れ
【担 当】牧野
指導員:浅井一、浅井聡(1日目)、桑原、竹内秀、藤井辰、降幡、南川、村瀬、牧野 (9名)
【内 容】
初の公共交通機関を使っての研修旅行。2日間とも5月とは思えぬ暑い日、荷物を持っての移動であったが、滞りなく進行、終了することができた。
● 5/27 土曜 (1日目)
集合は、JR大垣駅改札口8:34。
大垣市街を大垣城へ。大垣城石垣の化石、樹木などを観察。大垣城の石垣は、金生山より運ばれたペルム紀石灰岩で多くの化石を含む。ベレロフォン、フズリナ、ウミユリ、シカマイアの化石を確認。街を通る水路は、エビモ、セキショウモが生えていた。自噴井戸水など数か所めぐる。
樽見鉄道に乗り織部駅へ。織部駅から「文殊の森」目指し里山ハイク。途中 古墳確認、見事な虫えい「エノキハトガリフシ」と出会う。文殊の森ではササユリが見ごろであった。その他、ツルアリドオシ、クララ、ガンピ、ネジキ、クマイチゴの花をみる。各自体力に合わせ自由観察。数人ヤマビルにやられる。
織部駅から樽見駅へ。本日の宿「住吉屋 根尾うすずみ」へ。宿のご主人が石や植物に造詣が深く話が盛り上がる。
● 5/28 日曜 (2日目)
早朝、浅井さんが川でカワトンボのヤゴ、小魚を捕獲。
荷物を宿に預かっていただき、根尾東谷川で石とシカマイア化石など探す。イシガメが泳いでいた。ヤブムラサキやウツギ、鮮やかなアザミの仲間、コアジアサイの花、クマイチゴの実あり。根尾谷淡墨桜公園で再生保護されている国指定天然記念物「淡墨桜」の巨木を確認。周りの芝生には北米原産のセッカニワセキショウの花が広がっている。
樽見駅から水鳥駅へ。地震断層観察館観覧。根尾谷断層は明治24年に起きたマグニチュード8の地震後に現れた断層。断層展望台で野外でも断層を確認。
歩いて高尾駅に観察しながら向かう。高尾駅から大垣駅へ向かい解散。
<出会った虫>
ツチカメムシ・ヤマトシリアゲ、ベニカミキリ、オオトラコガネ、マメコガネ、クロコガネ、ラミーカミキリ、トホシカメムシ、クワゴマダラヒトリ、ツマグロオオヨコバイ、キタキチョウの幼虫、オオジロアシナガゾウムシ、コガタルリハムシ、カワゲラの仲間、カワトンボの仲間、ツマグロヒョウモンの蛹、トビズムカデ
<様子>
【左】ベレロフォン(古生代 ペルム紀の化石) 【中】ササユリ 【右】根尾谷淡墨桜