【行事名】愛知 北設楽の自然を訪ねて
【日 時】2022年10月29日(土)〜30日(日)
【場 所】稲武・北設楽
【天 気】曇り
【担 当】牧野
  指導員(9名):浅井一、桑原、榊原靖、永田孝、藤井辰、降幡、山田和、吉房、牧野
【内 容】
 観察会研修旅行は、コロナ禍で3年ぶりの開催。稲武・北設楽という近場で、人によっては何度も訪れたことのあるなじみの場所ではあったが、様々な自然との出会いがあり、楽しい研修旅行であったと思う。
 また、宿泊は、全国旅行割の対象旅館「夏焼温泉 岡田屋」。いつもと同程度の支払いでグレードアップ。

1日目 大滝渓谷→タカドヤ湿地→面の木園地
大滝渓谷:日中気温は上がるはずだったが、すごく冷える。
・植物:カタヒバ、シャガ、イワタバコ(葉が大きい)、岩上のケヤキ(ケヤキの木が大きな岩の上から生えている)、お茶の木の花、フユイチゴ(つぼみと実)、アリドオシ、アザミ(花)の仲間など
・シダ:コケシノブ、タマシダ、シシラン、イタチシダ、フユノハナワラビ、ヤブソテツ、イワガネソウなど
・キノコ:アラゲキクラタケ、ヒラタケ、ヤブソテツ、ガにとりついた冬虫夏草(ガヤドリナガミノツブタケ?)
・粘菌:ヘビヌカホコリ

タカドヤ湿地:池に映る紅葉がきれいでした
・植物:コハウチワカエデ、オオモミジ、テンナンショウの仲間(実)、ウワミズザクラ、ミズメ(サロメチールの香りを確認)リョウブ、ネジキ、ヤマウルシ、ツルリンドウ(実)、ショウジョウバカマ、バイカツツジ、ミズナラ、モチツツジ、ツタウルシ、トチノキ、ホオノキ(葉と実がたくさん落ちていた)、リンドウ(花)ハナショウブ(なぜか花が咲いていた)
・キノコ:ヌメリイグチ、
・シダ:フユノハナワラビ
・コケ:ミズゴケ、
・粘菌:マメホコリ

面の木園地:お弁当を食べ出発。川に魚がいた(種類不明)
・植物:ミヤマシキミ(億両 赤い実)、メギ

2日目
段戸裏谷原生林きららの森:ツキヨタケがブナやミズナラの倒木で大豊作
・植物:メグスリノキ(カエデの仲間)、アカシデ(幹の縦に亀裂で確認)、ミズメ、ブナ、アセビ、ホオノキ、トチノキ、ミズナラ、テンナンショウの巨大な実、ツチアケビ(実)
・キノコ:ニガクリタケ、ザイモクタケ、ツキヨタケ、ムキタケ(笠の皮がむける)、ブナシメジ、ナラタケ、シイタケ、チャナメツムタケ、ツリガネタケ、ツガサルノコシカケ、アラゲコベニチャワンタケ
・シダ:シシラン、
・コケ:コウヤノマンネンゴケ
・粘菌:マメホコリ(若くオレンジ色)、クダホコリ
・昆虫:テントウムシの仲間、ハネカクシの仲間、カメムシの仲間
・その他:イノシシのヌタ場<

【観察会の様子】※写真クリック→ビッグサイズ