【行事名】 第2回冬の灯火観察、フユシャクを見よう(臨時会員研修)
【日 時】 2009年12月26日(土)18:30〜21;00
【場 所】 美浜町布土炭宝社「烽火窯」
【天 気】 晴れ、風強し
【担 当】平松俊、降幡
【参加者】 (会員:平松俊、降幡、神野、山本、榊原正、村井、浅井)
【内 容】
前回12月18日檜原公園の灯火観察が強風のためフユシャクなしの不本意な結果に終わったので、なんとかフユシャクを見ようと神野さんの許可を得て美浜の烽火窯で忘年会をかねて夜間観察会を行いました。午前中は晴れて風もない絶好のコンディションになり期待が膨らみましたが午後から風が次第に強くなってきました。集合時刻の20分前に村井さんを乗せて多賀神社に着き、降幡さんと参加予定になかった山本さんも来てくれて17:30に4人で目的地に向かいました。18:00少し前に烽火窯に到着、すでに神野さんと榊原さんが来ていました。かなりの強風の中、炭焼き小屋の北側に灯火装置を設置して18:10頃から観察を始めました。これまた予定外の浅井さんも合流し、山本さんと降幡さんが用意してくれた肉、魚、野菜などでバーべキューをしながらフユシャクの到来を待ちました。しかし19:00過ぎまで待って、灯火にやってきたのはハエ2匹だけ、ただし炭焼き小屋の電灯に檜原公園でも見たヤガが飛んできました。今日もフユシャクはだめかと灯火観察を中断し、山本さん、榊原さん、神野さんを残して烽火窯の北の林道へナイトハイクに出かけました。浅井さんが茂みで小屋と同じヤガを、そしてコナラの幹で甲虫を見つけ、その目のよさに一同感心しました。20:00過ぎまで探して他にはクモやクサカゲロウらしい虫が飛び去るのを見たくらい、タテスジカミキリの越冬を見ようとカクレミノを必死に探したがだめでした。あきらめて小屋に戻り観察結果を話していたら、灯火に小屋で見たのと同じヤガが1匹来ていると聞き念のため見に行きました。しかし来ていたのはヤガでなく本命のフユシャクで大喜び、何とか目的を達成できました。他にも来るかもしれないと浅井さん榊原さんと烽火窯の南の林道に再びナイトハイクに出かけました。出かけてすぐ浅井さんが木の葉に止まって寝ているウラギンシジミを見つけ、続いてハンノキの剥がれた樹皮の隙間に光る目を見つけました。榊原さんがはがしてみるとヤガと多数のコウチュウが見つかり驚きました。21:00過ぎに小屋に戻り、灯火を見ましたが成果無く、21:30に観察を終了しました。(記・平松俊)
【観察会の様子】
【左】烽火窯の業務小屋で忘年会 【右】ナイトハイクしたら山中にゴミの山
【左】ノコメトガリキリガ(知多半島の冬季灯火観察の常連です) 【右】コナラ樹皮にヨツボシケシキスイ
【観察会続き】
【左】シロオビフユシャク(知多半島には広く分布しています)
【中】ナイトハイク
【右】中央上の白=ウラギンシジミ
【左】蜂の巣の一種
【中】木から落としたヒメオビオオキノコムシ(ヨツボシケシキスイとは頭の形が異なります)
【右】虫が幹の皮の下で越冬…4匹見える
【左】幹の皮の下にいた蛾
【中】幹の皮の下にいた蛾
【右】蛾が越冬している…中央少し右に一匹=眼(頭)が上