【行事名】　段戸山牧場でフンムシの観察しよう

【日　時】　2009年9月21日(土)　9:30～11:40
【場　所】　豊田市稲武町段戸山牧場
【天　気】　曇り
【参加者】　　（会員：平松俊、降幡、沖田）
【内　容】
　旭高原元気村に続き２回目の牧場灯火観察会を段戸山牧場（標高約７００～９００メートル）で行いました。対象は前回同様、糞コガネです。旭高原より１００メートルほど標高が高いので山地性の糞コガネが見られることを期待しました。あちこち道草をして、集合場所の伊勢神ドライブインＰに集合時刻１６：３０より１０分前に着きました。沖田さんはとっくの昔１時間も前に来たそうで、少し遅れると連絡のあった降幡さんを待ち、１時間遅れの１７：３０に全員がそろいました。急いで目的地へ走り、何とか暗くなる前に牧場事務所の近くに装置をセットして１８：１０頃から夕食を食べながら灯火観察を始めました。初めてまもなく目的の糞コガネが２匹やってきました。しかし後が続きません。前回同様ガは次から次にやってきました。小バエやウンカ、ヨコバイ、羽アリもたくさんあつまって来るのにコウチュウ類は極端に少なくサビキコリやナミテントウが来たくらいでした。２０：００頃３人でナイトハイクに出かけました。牧場に通じる道沿いにたくさんのクロマドボタルの発光が見られ、クロマドボタルの分布の広さに驚きました。しかし幼虫の大きさがいつも見ているものより細くて小さいのが気になります。灯火場所に戻ってみると糞コガネがいなくなっていて、ガはさらに数を増していました。しばらく観察を続け２３：００頃終了しました。２２日は５：３０頃、目を覚ましました。沖田さんは用事があったようで、すでに帰った後でした。６：００に起床し、降幡さんと２人で駒が原から林道を抜けて段戸裏谷に７：００頃つきました。朝食後、植物やキノコについて降幡さんの説明を聞きながらキララの森や周辺の散策を行い９：３０頃今回の観察を終了しました。目的の糞コガネは旭高原で見たのと同じカドマルエンマコガネただ１種でした。(記・平松）
【観察した昆虫】
◎昆虫
ナイトハイク：　
　クロマドボタル（幼）
灯火：
　メイガ類、ヤガ類、シャクガ類、ヒトリガ類、ドクガ類、カレハガ類、カギバガ類などガ多種、オオヒラタゴミムシ、キベリゴモクムシ、キバネケシガムシ？、カドマルエンマコガネ、ビロウドコガネ類、サビキコリ、ナミテントウ、キイロテントウ、ズグロアラメハムシ？、ハムシ類、アカコブコブゾウムシ？、スジコガシラゴミムシダマシ、ナガクチキムシ類、オオチャタテ、アオモンツノカメムシ？、ツノアオカメムシ、クヌギカメムシ類、ハネナガマキバサシガメ？、ケブカカスミカメ、オオチャイロカスミカメ？、イネホソミドリカスミカメ？、オオアワフキ？、アワフキムシ類、オオヨコバイ、ヨコバイ類、マルバネヒメカゲロウ、クサカゲロウ類、ベッコウシリアゲ？、ムラサキトビケラ、ヒゲナガカワトビケラ類、トビケラ類、カワゲラ類、コバネイナゴ、オンブバッタ、ヒシバッタ、オカメコオロギ、シバスズ、ガガンボ類、ナガヒメヒラタアブ？、ハエ類、ヒメバチ類、羽アリ
【観察会の様子】