【行事名】 持ち寄り会・パソコン研修

【日 時】 2007年8月18日(土) 9:30〜14:30
【場 所】 半田市亀崎幼稚園
【天 気】 晴れ
【担 当】 研修担当、榊原 靖
【参加者】  大人14名、子供21名
   (会員:榊原靖、岩崎、平松俊、山本、榊原正、森田、桑原、石原、中井三、原、大嶋、降幡)
【内 容】
 ◎ 午前 東海市環境課委託生物の調査の実状  1 岩崎さんから全体説明と野鳥の様子   2 山田池のトンボの様子
 ◎ 午後 パソコン研修            1 インターネットの取り扱い       2 写真加工等
 東海市環境課委託生物の調査の経過

 今から約4年ほど前に東海市の環境課から水辺に生息している生物の調査をしていただけないかとの依頼があり、環境課と調査場所、調査内容、調査回数、調査メンバーなど数回話し合いを持ち、約半年予備調査を行いその年の4月から本格調査に入りました。調査内容は鳥類、魚類、水生昆虫、水生植物、場所は6箇所6名で行いそれぞれ担当責任者を決めて、環境課に調査報告書を出していただく、現在4年目になっています、この調査は5年を区切りとしてその後、つづけるかどうか改めて決定するそうです。
鳥類     大池公園  (担当責任者 加藤寿芽)10月〜4月 月1回 
       土留木川河口(担当責任者 岩崎光明)10月〜4月 月1回
魚類     太田川河口・中流部
(水生昆虫も含む)    (担当責任者 榊原 靖) 年 3回
       横須賀新川 (担当責任者 原  穣) 年 3回
水辺の昆虫  上野台公園 (担当責任者 平松俊彦) 年 3回
(水生昆虫も含む)
水生植物   名和新池  (担当責任者 降幡光宏) 四季毎 4回
以上のメンバーで行っています、この調査は個人調査が主体ですが、安全を考え川の調査ではメンバーで協力しあって行っています、調査日の設定ですが毎年3月に環境課の方も交えメンバーが集まりその年の4月から翌年の3月までの1年間を決定し行っています。(岩崎 光明)
 土留木川河口の野鳥
 この場所は東海市の北の位置で名古屋市に近いところにあります、水門がありその横から中洲が広がり手前に畑がありその先に葦が広がっています、そんなに広いところではありません、今年の3月で調査をして3年がたちました。野鳥の種類ですがほとんど変化はありません。H16年36種類 H17年35種類 H18年35種類でした、中身については多少変化があり、H16年に見られたタゲリ、イソヒヨドリがその後見られません、この3年間で1度しか見れなかった野鳥はオオバン、クサシギ、アリスイなどがあります、猛禽類はほとんど見られません。(岩崎 光明)
 東海市から委託されて、山田池のトンボの調査をしています。市の目的は下水道の普及率向上により、生活排水の浄化を図れば、山田池に生息するトンボの種類が増えるだろうという考えである。しかし、山田池には、生活排水は入っていないので、いくら浄化しても、効果は出ないと考えられる。したがって、私は無意味な調査をしているのだろう。山田池ではこれまでに32種類のトンボが見つかっており、毎年見られる11種は少なくとも生息していると考えてよいだろう。この池にはコイ、フナ、ザリガニ、ブルーギル、ブラックバスやライギョなどトンボの天敵が繁殖し、こんな天敵だらけの池でよくまあ生息できるものだと生命力の強さに感心する。市の測定結果では、15年から18年のBODの平均値は、4.8ppmできれいと少し汚れたの境ほどで、決して悪い水質ではない。トンボを増やすにはまず天敵の除去から始めねばならないだろう。年毎の変化を正確に把握する方法があったら教えてください。山田池のトンボ調査記録  (平松 俊彦)
【研修の様子】
 
【左】東海市生物調査の実状をお話  【右】山田池のトンボ調査の実状をお話

 
【左】土留木川河口の野鳥調査の実状をお話  【右】トンボ調査の質疑応答


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