【行事名】 霧島の自然をたずねて
【日 時】 2007年3月30日(金) 8:30〜16:00
【場 所】 狭野神社→出の山湧水→えびの公園池めぐり→高千穂河原→霧島神社→鹿児島空港
【天 気】 晴れ
【内 容】
朝の掃除があるために、少し早めに散歩を切り上げて部屋に。掃除が済んだ17人の楽しい朝ご飯。残り時間がだんだん少なくなって・・・
狭野神社
大きなヒノキが林立していた。神主さんが玉砂利の上の落ち葉を掃くために、広がった竹箒ではいていた。これが実にうまく掃ける。道具はすごい。子どもたち、降りさん、われ先に体験!!
出の山公園
水の湧き出すところで、チョウザメの養殖。手を出すと、おひげを振り振りさせながら寄ってくる。なんかかわいい!!成長に合わせて生け簀がいっぱいあった。クレソンが群生していた。早速試食してるのは誰!(ひとりじゃないよ)少しくだったところでヘイケボタルの保護をしていた。帰化動物のコモチカワツボがえさになって蛍の小さい幼虫が大きくなれるらしい。
クサニワトコ(ソクズ)、ハナイバナ、ツリバナ、イヌガヤの花、ウバユリの新芽。
えびの高原
赤松の林があった。海岸線の松は外材が入ってきたときに入ってきたマツノザイセンチュウという虫にやられみんな枯れてしまったらしい。池めぐりでこの高原へ来てやっと松に会えたという感じだった。標高が高いためかやはりひんやりした。池はコバルトブルーの「蒼い」池。酸性度がたかいのだろうか・・・?
クロバイ、ヤマシグレ、モミ、サルナシ、イモノキ、ヤマグルマの実の殻が花のようできれい。ソヨゴ、ミヤマガマズミ、シロモジ(クスノキ科)葉落とすの遅い。
霧島神宮
赤い大きい鳥居が印象的、社は彩色絢爛で南国的な神社そして、鹿児島空港に17時ごろについたのでした。村井さん本当に楽しい旅をありがとうございました。
【ゆりちゃんの鳥さんメモ】
● 早朝 御池青少年自然の家付近 18種類
イカル(約30羽の群れ) ハシブトガラス イヌワシ(3羽が朝日を受けて上昇、ハシブトガラスの追尾を振り切る) エナガ シジュウカラ ヤマガラ カワラヒワ ヤブサメ スズメ キジバト イワツバメ(ここでは腰の白い部分を確認) アオジ ホオジロ ウグイス ツグミ メジロ トビ ヒバリ
● 小林市 出の山公園 ホタル自生地 5種類
カワセミ ヤマガラ エナガ メジロ カワラヒワ ヒヨドリ
●えびの高原 お池巡り 19種類
ウグイス アオジ メジロ ツグミ ヤマガラ エナガ シジュウカラ ヒガラ ゴジュウカラ(かなり大きな声でピイ ピイと鳴いていた。降さんと村井さんに確認) コゲラ アオゲラ ソウシチョウ(オオルリもどきの声。村井さんに確認。ちらりと黄色い黄緑の姿を粘って観察) ツバメ カワラヒワ コマドリ(先頭を行った今西さんが3羽確認) ヤブサメ(シシシシ・・と鳴いた後、鳥らしい声でチュウと鳴く。やっと鳥だと思えた。今西さん永田さんと確認) ワシタカの警戒声(降りさんと確認)
●白紫池 2種類
ヒドリガモ キンクロハジロ 以上でした。
そうそう記録を書いていて、知多半島には田んぼや畑に普通にいる「ケリ」がいないことにびっくりでした。(大嶋くんに「ケリは普通にいない」と聞いていたとおり)鳥さんメモ 私的覚え ヤブサメ ウグイスの隣のページに記載。藪雨。夏鳥で全国的に渡ってくる。他の小鳥に比べて2〜3倍高い8〜9ヘルツで鳴くので、人によっては聞き取りにくい。聴力検査のような鳥声。思い返せば、阿久比の森の中・つい最近の鈴鹿の山の中で聞いていた。もうササキリとかヤブキリ、キンヒバリ系の昆虫が出現していたかと思っていた。一緒にいた人に話しても??で未確認のまま終わっていた。すべて溜飲が下がった。
ヒガラ コガラとどうしても混乱してしまうが、コガラは北方系。鳴き声をもっと聞いて聞き分け練習をする必要有り。顔を見れば分かるけど。ヒガラの方が髭が多い。
ゴジュウカラ 名前がなんか親近感。さらに大きな声で鳴くことにも親近感。えびの高原の昼食前にも何回も聞いた声。その時には「分からないなあ」と答えていたけど、降さんから村井さん経由で確認していたことを後から思い出す。
ソウシチョウ 「オオルリ??、でもなんか変」の声。村井さんに伺わなければ、歌の下手なオオルリだと思っていた。三河の山では増えているそうな。ウグイスのニッチが危うい? やなかんじ。
イヌワシ 翼が大きい!朝日とともに上昇気流に乗る乗る。カラス軍団の嫌がらせなんか、屁でもない。オオタカちゃんだったら、負けそうなのに。
オオバン 大府 二ツ池公園にも出現している。でも御池のオオバンは丸で餌付けカモ。バンは餌付けされたオナガガモと競ってパンの耳をもらいに来るけど、やっぱりおまえもか・・。
【観察会の様子】
【左】狭野神社の山道。 【右】水量が多い小林市の「出の山湧水」
【左】えびの高原の不動池。 【右】霧島神社の大鳥居。
【左】御池少年自然の家から高千穂峰を望む。
【中】カゴノキの太さを測定しています。
【右】ヒゲナガカワトビケラのサナギ。
【左】出の山湧水公園。
【中】ゲンジボタルのえさとなるカワニナ
【右】ニュージランド原産のコモチカワツボ。繁殖力が旺盛で生態系に影響が出ている。
【左】クルメツツジが燃えるように咲くそうです。
【中】マツが生えたえびの高原。
【右】後ろは韓国岳方面。
【左】14
【中】シキミが咲いていました。
【右】ヤドリギの花。
【左】オオカメノキの花芽。
【中】ヤマナメクジ
【右】六観音御池の湖畔。
【左】ダンコウバイの花芽。
【中】ミヤマシキミの花芽。
【右】冬季結氷しスケート出来たという白紫池。
【左】大木の測定方法の研修。
【中】ヤマグルマの果実。
【右】シカにササを食べられた跡の林内。
【左】一部、ササが残っている。
【中】韓国岳(左)と中岳を見ながら昼食。
【右】野生のシカにえさを与える観光客。
【左】西日本に多いタカハヤ。
【中】ノカイドウの果実。
【右】】ノカイドウの説明版。
【左】ヤシャブシ。
【中】昔の霧島神社。火砕流で埋まってしまった。
【右】中岳を望む。
【左】霧島神社の御神木。
【中】霧島神社の本殿。
【右】まほろばの里から鹿児島県を一望。