【行事名】 海辺のヤドカリたち 

【日 時】 2019年8月18日(日) 10:30〜12:10
【場 所】 集合:蒲池漁港P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田、中井
【参加者】 一般9名 (大人4名、子供5名)
      (指導員11名:浅井一、大矢晃、田中、榊原正、中井、降幡、牧野、南川、森下栄、森下保、森田)
【内 容】
 8月15日下見、台風10号が九州、四国を伺う。波浪注意報が出されていたが、海岸は沢山のサーファーで賑わっていた。ヤドカリ、イソガニ等を確認して早々に退散する。
 8月18日本番、昨日からの猛暑で集合時刻頃には既に汗がにじむ。ケーブルテレビ局CCNCのインタビューと収録取材が有り、観察会の目的や活動実績などを伝えた。
一般参加者は常滑市内、武豊町、刈谷市、名古屋市緑区からの4家族9名、各家族に「海辺のいきもの」ラミネート版を配布した。開始に先立ち「危険な生きもの」と「熱中症対策(飲料)」について念押しし海辺へ向かった。
当日の干潮予定時刻は13:34でまだ海水位は高かったが、砂礫が露出した海岸でのヤドカリ、イソガニ探しは難なく始められた。ヤドカリ、イソガニは石や岩を大人が動かすだけで簡単に見つかるので、子ども達はすぐに夢中になって採集を始めました。
1時間ほどすると隠れていた突堤も露出し本格的な採集が出来る様になりました。ハゼの仲間、エビの仲間、シタビラメ、ウシガエルのお玉杓子まで捕まえました。暑い最中、時間もあっという間に過ぎましたので、皆を集め、採れたものをバットに仕分けして分かち合いなどして楽しさを共有しました。
子どもたち向けには1〜3種のみに話題を絞り、その後は興味に任せた質問時間に充てるのが適当でした。
(記・森田)
【観察した生き物】
◎海藻
海草=アマモ
◎動物
ヤドカリ=ユビナガホンヤドカリ
カニ  =イソガニの仲間(ケフサイソガニ、ヒライソガニ)
エビ  =不明・・・生まれたばかりの赤ちゃんエビ
フナムシ
ミズクラゲ
ミミズハゼ、アゴハゼ
舌平目の赤ちゃん(2p程)
イソコツボムシ
ウニの仲間=ブンブクチャガマ
2枚貝=オニアサリ(生)、バカガイ(生)

◎その他 漂着物
貝殻=あさり ウチムラサキ マガキ カガミガイ トリガイ ツメタガイ サルボウ
    ナミマガシワ マテカイ アケガイ(アワスダレ)
    イボニシ アカニシ ツメタガイ コシダカガンガラ

変わり者 =ウシガエルのオタマジャクシ(生)2匹

漂着物=クルミ ヒシ どんぐり(コナラ?) シジミ  淡水の水草3
台風10号の影響で木曽三川からの漂着物と思われます。

【観察会の様子】



【左】CCNC収録中     【右】ヤドカリ、イソガニが沢山採れました


【左】稚エビが大量に採れました      【右】海岸の生きものの仕分け


【観察会続き】

観察会周辺の景観 下見:8月15日

【左】台風10号前日 サーファー多数   【中】砂礫海岸   【右】消波ブロック

本番:8月18日

【左】本番日の消波ブロック(南)   【中】砂礫海岸(西)   【右】砂礫海岸(北)

観察会の様子

【左】   【中】   【右】


【左】   【中】暑さしのぎのお茶休み   【右】指導員座談会


【左】露出した突堤で魚捕り   【中】採れたものの仕分け   【右】


【中】漂着物も観察の対象です。

観察した生きもの

【左】フジツボ   【中】ウシガエルのお玉杓子   【右】ウシガエルのお玉杓子


【左】稚エビ   【中】イソガニの仲間   【右】イソガニの仲間


【左】ユビナガホンヤドカリ   【中】ユビナガホンヤドカリ   【右】イシガニ 遺骸


【左】貝殻     【右】漂着した植物と種子


これまでの観察会へ   トップページへ