【行事名】
灯火に集まる虫と鳴く虫の音を聞こう
【日 時】
2019年7月19日(金) 19:00〜21:00
【場 所】
東浦町 高根の森
【天 気】
晴れ
【担 当】
水野恭、水野利
【参加者】
一般:15 名(大人 5 名, 子供 10 名)
(指導員:浅井一、岩本、竹内秀、田中央、水野恭、水野利)
【内 容】
今年は雨が多く、記録的に日照時間が少ない。30度以上の暑さになることが少なく体には優しいのだが野菜が成長せず高騰が続く。前日の夜も大雨が降り、当日も雨が時折降り、実施できるかどうか迷うほどであったが観察会の時間は雨も降らず森を回ることが出来た。
これだけ雨が多いと樹液は出るのか?と思いきやかえって樹液は多く、樹液の発酵する匂いがあちこちでした。かなり湿度は高い。蚊はいつものように人にぶつかるようにして集まってくる。足元はところどころ水たまりで、いつもは見られないキセルガイがさかさまになって木の筋の間に付いていた。木が湿っているので樹液の出ているところを目で追うのは難しい。しかし、暗闇の中でも虫たちのレストランは大盛況。カナブン、ノコギリクワガタ、コクワガタ、カブトムシ。子供たちばかりでなく、お父さん、お母さんたちも童心に帰って歓声が上がる。ノコギリクワガタが年々増えているように思う。雨のせいで、暗闇の中でも見える貝が多く、キノコがたくさん生えていた。
カマドウマ、マカラスヨトウ、コロギス、など毎年見られるものがいるとホッとする。ニイニイゼミの羽化が始まっているものもいた。アブラゼミの羽化は見られなかった。ニイニイゼミの羽化には誰もがうっとりした。ツクツクボウシの声が聞かれ、誰もが耳を疑った。もう夏が終わりか?と。 (記・竹内秀)
【観察した生き物】
◎昆虫
ニイニイゼミ、ツクツクホウシ〔声〕、ガガンボ、キマワリ、クロゴキブリ、カナブン(大量)、コロギス、マダラカマドウマ、カラスヨトウ、キノカワガ、ウスバカゲロウ、コフキコガネ、スジコガネ、アオドウガネブイブイ、セマダラコガネ、ミヤマカマキリ、イラガ〔幼〕、カブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、ヨツボシケシキスイ、キノコムシ、ヤマトゴキブリ、モリチャバネゴキブリ、ハネアリ、ハサミムシ、ムカデ、コウガイビル、ヤマビル、
【観察会の様子】
【左】始めのお話 【右】誘蛾灯をセットしてナイトハイクに出発
【左】ヨツボシケシキスイ 【右】キセルガイの仲間
【左・右】ニイニイゼミの羽化
【左】キノコムシの仲間 【右】ノコギリクワガタ
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