【行事名】 「東邦ガスのビオトーブと森の観察会」・・知多市自然調査隊(知多市環境政策課)
【日 時】 2019年7月21日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 東邦ガス知多緑浜工場内のビオトーブと森
【天 気】 曇り
【担 当】 吉川勉・藤井辰
【参加者】 60名(大人28名・子供32名)知多市関係者4名・東邦ガス関係者3名
            指導員:吉川 勉・藤井(辰)・鈴木汎・吉房・野村・南川 以上6名
【内 容】
 今年は梅雨明け前の観察会となるも蒸し熱い日となり熱中症対策を充分にして実施された。主催者知多市環境政策課からの挨拶と東邦ガス(株)からは東邦ガス緑浜工場の成り立ちと生産概要とビオトープの「生き物と森の植物等、自然環境への取り組み活動」の経過をビデオで紹介があり、その後、観察会の前に会館横のテラスにて、容器に入ったマイナス160度の液化天然ガスによる実験が行われ、ゴムボールが燃焼して硬化したボールを落下させたり、ガスが燃焼するテストが実施されて、参加者、特に子供たちは驚嘆したり、感激し、液化天然ガスについて学んだ。
 観察会は、2グループに分かれてビオトーブ回りと森周辺の生き物、植物の観察に入る。ここの目玉は2000年に作成されたビオトープが豊かに成り立ちにそこに集う生物とその東の丘の上に広がる林と草原の広陵地であり、生物多様性豊かな立地である。
 ビオトーブ回りでは東海地域の固有種で知多市の天然記念物のマメナシの木には小さな実が付いていたし、水辺をスイスイ飛び、ひらひらと舞うトンボやツバメが飛び交っていた。
 森周辺の草むらに今年はヤギが2匹飼われていました。子供たちはじめは恐る恐るエサのクズやヌスビトハギトの葉をヤギさんの口に近づき与えていましたが、慣れたら自慢げに口元にエサを与えたり軽く触れたりして、親たちが構えているカメラに向けてポーズを取っていた。草むらではタモを片手にトンボやバッタ、カマキリなどを無心に追う姿や観察する親子さん達が楽しむ姿があり、ビオトープの水辺と丘の上での緑豊かな森での生物多様性が実感出来た観察会であった。  (記:藤井辰子)

  追記:下見の時に丘の上のネムの高い木の上をチョウトンボが50匹程、乱舞していたのは感動した。

*見られた昆虫など
 ギンヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、リスアカネ、チョウトンボ、ショウジョウウトンボ、 アオモンイトトンボ、キイトトンボ、マイコアカネ、キチョウ、イチモンジセセリ、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、アブラゼミの抜け殻、クマバチ、アシナガバチ、コウロギ、ショウリョウバッタ、クルマバッタモドキ、イナゴ、ツチイナゴ、ナミテントウムシ、カナブン、コカマキリ、ゴマダラカミキリヌマガエル、アマガエル、セスジスズメのイモムシ、カナヘビ、タマムシ(死骸)

*植物
マメナシ、クリ、サザンカ、シャリンバイ、ナワシログミ、エゴノキ、エノキ、クロマツ、アカマツ、ヤブツバキ、ガマ、ヒシ、コガマ、ヒメガマ、ヨシ、オオヤシャブシ、メタセコイア、コナラ、シイ、シラカシ、ムクノキ、ヤマモモ、トウネズミモチ、クスノキ、サンゴジュ、ハンノキ、スタジイ、マテバシイ、ウバメガシ、ヒメユズリハ、マサキ、カクレミノ、イロハモミジ、クズ、マダケ、ミソハギ、コニシキソウ、ナツグミ、ヌルデ、サンゴジュ

*見聞きした鳥
ハクセキレイ、ツバメ・キジバト、ハシボソカラス・ハシブトカラス・ヒヨドリ

【観察会の様子】










トップページへ