【行事名】 朽ち木のだんご虫たち 主催:大曽公園 (岩間造園(株)) 

【日 時】 2017年3月19日(日) 9:30〜11:00
【場 所】 集合:大曽公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田、降幡(欠)
【参加者】 一般9名 (大人5名、子供4名)
      (指導員6名:森田琢、中井三、平松俊、森田博、森下保、柴山)
【内 容】 2016年度最後の観察会になりました。当日は三連休中日のため参集者が少ない事を覚悟していましたが、幸い好天に恵まれ例年通り虫好きの仲間15人が集まりました。
観察に先立ち、ムカデや成虫越冬中のスズメバチを直接手で触れないよう注意の後、早速朽ち木の中、落ち葉の下に潜む土壌動物(生物遺骸の解体者)探しに取り組みました。
完全に朽ち木化した材は少なかったですが、めげずに朽ち木をドライバーや手でこじ開けて中から顔を出した虫たちをピンセットで引っ張り出しました。
生きものを見つけるコツを覚えた家族は次々と獲物を採集するようになりました。土壌動物で最も多かったものはコクワガタの幼虫とハサミムシ、オカダンゴムシで、それぞれ10個体以上を捕らえました。
家族が取り集めた小動物は透明容器に入れた後、足の数で分類仕分けしました。1時間ほどしてから皆を集め、仕分けした結果を解説しました。
幼虫から成虫になるまでを観察したい子どもたちには、朽ち木と幼虫をセットにして持ち帰ってもらいました。その他の生きものたちは採集した場所へ戻しました。
最後に公園所長から来年度の諸行事予定を広報して頂き、観察会を終えました。
(記・森田琢)
【観察した生き物】
◎動物
足の数0本:
カタツムリの仲間、キセルガイ、ミミズの仲間
足の数6本:コクワガタ(幼虫、成虫)、キマワリ(幼虫)、ハサミムシ(成虫)、クロスズメバチ(死骸)、ヨツコブゴミムシダマシ、カメムシの仲間(幼虫)、カナブン(幼虫)、ユミアシゴミムシダマシ(幼虫)、ヤマトシロアリ(成虫)
足の数8本:クモの仲間
足の数14本:オカダンゴムシ
足の数30本以上:
ムカデの仲間
◎朽ち木
コナラ、クロマツ、カクレミノ等
◎菌類
サルノコシカケ科

【観察会の様子】



【左】朽ち木を求めて     【右】朽ち木をひっくり返して見よう


【左】コクワガタ(成虫)も5,6匹いました      【右】最後のまとめ


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】観察会会場   【中】まだまだ朽ちていません   【右】落ち葉は沢山

観察した生きもの

【左】キノコの仲間   【中】キノコの仲間   【右】シロアリに食べられた朽ち木


【左】ヤマトシロアリ   【中】   【右】朽ち木の下には沢山のカナブン(幼虫)


【左】コクワガタ(幼虫)   【中】コクワガタ(成虫)   【右】カナブン(幼虫)


【左】コクワガタを沢山捕獲   【中】こりゃ何だ?   【右】足の数を数えてみよう


【左】クロスズメバチ(死骸)   【中】オカダンゴムシ   【右】オカダンゴムシの雌雄の見分け方


【左】ユミアシゴミムシダマシ(幼虫)   【中】キマワリ(幼虫)   【右】ハサミムシ(成虫)


【左】ヨツコブゴミムシダマシ   【中】ミミズの仲間   【右】キセルガイ


【左】カタツムリの仲間   【中】   【右】


【左】ジムカデ   【中】トビズムカデ   【右】来年度の行事予定案内


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