【行事名】 春の息吹、朽木でうごめく生きものたち 主催:大曽公園(岩間造園) 

【日 時】 2016年3月20日(日) 09:30〜11:15
【場 所】 集合:大曽公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田琢、赤石
【参加者】 一般8名 (大人3名、子供5名)
      (指導員8名:森田琢、赤石、中井三、降幡、平松俊、森下保、森下栄、森田博)
【内 容】 昨日、名古屋気象台では桜(ソメイヨシノ)の開花が宣言された。
春分の日の今日、大曽公園は北西の風が強く吹く肌寒い一日になりました。公園の桜は未開花でしたがヒサカキ、ヒメヤシャブシが満開でした。
観察会は「危険な生きもの」(ムカデ、成虫越冬中のハチ、マダニ)についての注意と朽木の生きものの観察方法について説明してから始めました。
公園の雑木林には伐採・剪定された樹木や落ち葉が沢山積まれていましたが、朽木状態に至っているものは僅かでした。それて゜も腐った樹皮や落ち葉をめくると次々に期待した虫たちを採集・観察する事ができました。90分程の間に採集された生きものは全部で二十余種になりました。中でもカメムシの仲間が多種観察できました。集めた生きものを観察容器に移し替え、脚(足)の本数別に分類して観察してもらいました。最後に生態系における朽木の生きものの役割について補足解説して閉会しました。
(記・森田琢)

【観察した生き物】
◎植物
ソメイヨシノ、ヒサカキ、ヒメヤシャブシ
◎動物
足の数0本:ミミズの仲間、コウガイビル、イセノマイマイ(貝殻)、キセルガイ
足の数6本(昆虫):
コクワガタ(幼虫)、カミキリムシ(幼虫)、キマワリ(幼虫)、
ヒメホシカメ、ツマキヘリカメムシ、オオモンシロナガカメムシ、クモヘリカメムシ、ヨコズナサシガメ、
ヒゲジロハサミムシ、シロアリ(成虫・幼虫)
足の数8本:クモの仲間 1種
足の数14本程:オカダンゴムシ
足の数30本程(百足の仲間)トビズムカデ、アオズムカデ、イシムカデむ言トビズムカデ、アオズムカデ、イシムカデ
足の数60本程(学名千本足の仲間)マヤマトアカヤスデ?、クラギヤスデや言マクラギヤスデ
◎その他
菌類の仲間

【観察会の様子】



【左】朽木の生きもの探し     【右】朽木の生きもの探し


【左】落ち葉めくり      【右】落ち葉めくり


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】ソメイヨシノ(未開花)   【中】ハンテンボク(種子)   【右】ヤマモモ(雄花開花)


【左】ヒサカキ(雌花)   【中】ヤシャブシ雄花(落花)   【右】観察会会場の雑木林

観察した生きもの

【左】キセルガイの仲間   【中】イセノマイマイ   【右】ミミズの仲間


【左】コウガイビル   【中】キマワリ(幼虫)   【右】カミキリムシ(幼虫)


【左】コクワガタ(幼虫)   【中】ヒゲジロハサミムシ   【右】シロアリの仲間


【左】ヒメホシカメ   【中】ツマキヘリカメムシ   【右】オオモンシロナガカメムシ


【左】ヨコズナサシガメ   【中】クモヘリカメムシ   【右】ザトウムシの仲間


【左】オカダンゴムシ   【中】アオズムカデ   【右】トビズムカデ


【左】トビズムカデ(長) 石ムカデ(短)   【中】マクラギヤスデ   【右】ヤマトアカヤスデ ?

【左】スエヒロタケ   【中】アラゲキクラゲ(食)  【右】ホウロクタケ 


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