【行事名】 朽木の生きものを探そう 主催 大曽公園(岩間造園)

【日 時】 2015年3月22日(日) 9:30〜11:00
【場 所】 集合:大曽公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田琢、小島
【参加者】 一般9名 (大人4名、子供5名)
      (指導員8名:森田琢、小島、赤石、榊原正、鈴木汎、浅井一、南川、森田博)
【内 容】
 常滑市の「今日の天気」は気温15℃、風速2m/s、額に汗がにじむ程度の快適な半日でした。広報「とこなめ」みんなのコーナーを見て参加されたご家族が3家族あり、ご家族毎に指導員一人が付く理想的な観察会になりました。観察採集に際してはムカデに刺されないよう注意を促した後、朽ち木の生きもの探しに取りかかりました。
 最初に子ども達が見つけた生きものはクロマツに留まっていたイボタガでした。子どもの手サイズの大きさと美しい模様に感嘆の声を上げていました。イボタガは観察途中でも数匹見つかり当日の人気者になりました。暫くして朽木の生きもの探しのコツが分かると次々に新しい生きものが見つかり始めました。常連のダンゴムシ(成虫)、ハサミムシ(成虫)、キマワリ(成虫と幼虫)、コクワガタ(幼虫)、カミキリムシの仲間(幼虫)、ユミアシゴミムシダマシ(幼虫)は誰もが採集できました。途中、指導員の助けを借りて、大きな朽木を割ってみるとカブトムシの幼虫が沢山見つかりました。この時は皆の視線と手が一斉に集まりました。大きな幼虫は何時も人気があります。
 大人の方々には、朽木に生えるキクラゲ等の菌類のお話をして、菌糸が朽木を溶かして土に戻す大切な役割を果たしている事を知って頂きました。最後にはキセルガイなど細かな生きものにも関心が沸く様になり、土壌生物の多様性と役割りの大切さを知って頂けたものと思います。
(記・森田琢)
【観察した生き物】
◎植物
クロマツ(松食い虫防虫)
◎動物
イボタガ(成虫)、カブトムシ(幼虫)、ダンゴムシ(成虫)、ハサミムシ(成虫)、キマワリ(成虫と幼虫)、コクワガタ(幼虫)、カミキリムシの仲間(幼虫)、ユミアシゴミムシダマシ(成虫と幼虫)
ウバタマコメツキムシ(幼虫)、クチキムシ、マイマイカブリ、モリチャバネゴキブリ、クマバチ(成虫越冬)
トビズムカデ、イッスンムカデ
キセルガイ
◎その他
キクラゲ

【観察会の様子】



【左】イボタガ発見     【右】イボタガ


【左】カブトムシ幼虫発見      【右】こわごわ手のひらに載せたカブトムシの幼虫


【観察会続き】

開会と閉会(分かち合い)

【左】ムカデに刺されないよう注意しましょう      【右】今日は何が面白かったかな


観察した生きものなど

【左】オカダンゴムシ   【中】ハサミムシ   【右】ユミアシゴミムシダマシ


【左】クチキムシ   【中】マイマイカブリ   【右】モリチャバネゴキブリ


【左】この幼虫何かな  【中】カブトムシ(幼虫)がいっぱい   【右】虫眼鏡で小さな生きものを見てみよう


【左】コクワガタ(幼虫)   【中】カブトムシ(幼虫)   【右】ユミアシゴミムシダマシ(幼虫)


【左】キマワリ(幼虫)   【中】ウバタマコメツキムシ(幼虫)   【右】カミキリムシの仲間(幼虫)


【左】越冬していたクマバチ   【中】クマバチが開けた巣穴   【右】ツクツクボウシの抜け殻


【左】トビズムカデ   【中】イッスンムカデ   【右】陸生のキセルガイ


【左】キクラゲ   【中】キクラゲの出芽群   【右】白い糸状の菌糸


【左】未同定      【右】未同定

これまでの観察会へ   トップページへ