【行事名】
アオウミウシを見つけよう ● 南知多町環境課主催
【日 時】
2016年6月4日(土) 9:30〜12:00
【場 所】
南知多町 県水産試験場P⇒峠海岸
【天 気】
曇り
【担 当】
田中(達)、森田(博)
【参加者】
会員4名 一般30名(大人11名 子ども19名) 町職員4名
(指導員:大矢(晃)、門脇、田中(達)、森田(博))
【内 容】
集合場所の県水産試験場駐車場から峠海岸まで小佐の港内の生き物の観察をしながら歩きました。指導員から危険な生き物の説明ののち、思い思いの潮溜りで生き物採集が始まりました。走ると滑って危険なので走らないように、指導員が触っても大丈夫だという生き物以外は素手では触らないようにと指導すると、元気よく「はい」という返事が返ってきました。昨年からこの場所で観察会が開催され2度目の開催となりますが、前回と今回の観察会の下見でも行事名に使用している「アオウミウシ」を発見することができず、もうこの場所では見ることができないのかと思い、来年の行事名は変更しようと考えていました。しかし、参加した2名の少年がアオウミウシを発見してくれました。「青い小さな生き物が見えた。」という少年の言葉に、親子で協力して粘り強くアオウミウシを探し続けてくれました。少年たちの観察力には驚かされましたが、よく聞いてみると師崎小学校が毎年開催している「海に親しむ会」に参加している少年でした。私自身も、参加者のほとんどがアオウミウシを見ることが初めてでとても感動しました。採取した生き物について分かち合いしたのち優しく海に返して観察会を終了しました。
なお、今年の観察会についても、豊浜漁業協同組合さんの特別な許可を得て実施しております。(記・田中達)
【観察した生き物】
◎ウミウシの仲間
アオウミウシ、マダラウミウシ、クロシタナシウミウシ、アメフラシ
◎魚の仲間
メバル、ウミタナゴ、クサフグ、ダイナンギンポ、クジメ、ナベカ、ボラ、メジナ、イソギンポ、キヌカジカ
◎ウニ、ヒトデ、ナマコの仲間
マナマコ、ムラサキウニ、イトマキヒトデ、クモヒトデ、バフンウニ、サンショウウウニ、ヤツデヒトデ、クモヒトデの仲間
◎ホヤの仲間
シロウスボヤ
◎エビ、カニの仲間
ヒライソガニ、クロフジツボ、イワフジツボ、カメノテ、イシガニ、イソガニ、オウグガニ、マツハモガニ
◎貝やイカ、タコの仲間
スガイ、コシダカカンザシ、イシダタミ、ヒザラガイ、ウノアシ、マガキ、ヒメケハダヒザラガイ、ヘナタリ、カモメガイ、イボニシ、マツバガイ、ウミニナ、オオヘビガイ、キクノハナガイ、ナミマガシワ、ヨメガサ、マダコ
◎ゴカイの仲間
ヤッコカンザシ、エゾカサネカンザシ、ミズヒキゴカイ
◎クラゲやイソギンチャクの仲間
ヨロイイソギンチャク、ミドリイソギンチャク、ミズクラゲ、アカクラゲ、カギノテクラゲ
◎カイメンの仲間
ダイダイイソカイメン、クロイソカイメン
◎海草類
ヒジキ、ワカメ、アナアオサ、ヒライボ、イシゲ、タンバノリ、アラメ、ウミウチワ、ヒョウノヒモ
◎その他
生痕化石、フナムシ、イソヘラムシ、ヒラムシの仲間
【観察会の様子】
【左】危険な生き物の説明 【右】何か見つかるかな
【左】お母さんと一緒に 【右】仲良く生き物探し
【観察会続き】
【左】マダコを捕まえました 【中】お父さんと一緒に 【右】小さなカニを見つけたよ
【左】たくさんの生き物と友達になったよ 【中】潮溜りでの生き物採取 【右】岩の隙間も丹念に探しました
【左】アオウミウシ(上から撮影) 【中】今回のターゲット アオウミウシ 【右】アメフラシ(水中撮影)
【左】クロシタナシウミウシ 【中】ミドリイソギンチャク(水中撮影) 【右】ダイダイイソカイメンとヨロイイソギンチャク(水中撮影)
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