【行事名】 「ウミホタルの発光を見よう」     ●美浜・南知多ブロック主催

【日 時】 2015年8月15日(土) 18:30〜20:40
【場 所】 集合:南知多町聖崎公園P
【天 気】 晴れ
【担 当】 大矢晃、大矢美
【参加者】 一般12名(大人7名 子ども5名)、知多半島ケーブルネットワーク(取材)
   (指導員:大矢(晃)、大矢(美)、平田、浅井(一)、田中(達))
【内 容】
 観察会当日の昼間はたいへん暑かったのですが、日が暮れると暑いなりにも風もあり、快適な観察会となりました。今回の観察会には5家族12名の方々にご参加いただきました。聖崎公園駐車場に集合したのち、会場となる弘法大師像が見える長谷崎に移動しました。まだ明るいうちに、豚のレバー、鮭やカマスなどの切り身、薄皮を剥いだチクワなどを入れたガラス瓶の罠を、海底が砂地の海中に沈め30分ほど待ちます。ウミホタルがこの罠にかかるまでの約30分の間に、アカテガニの放仔を観察しました。また、魚とり名人の浅井指導員がアオリイカとクサフグを採取したので併せて観察することができました。ウミホタルは魚や肉などを好んで食べることから、別名「小さな海の掃除屋さん」とも呼ばれており、地元の漁師さんからお話を聞いたところ、会場周辺の海域で盛んにおこなわれているメジロ(アナゴ)漁で使用するメジロ籠を海に入れると、きれいに餌だけが食べられていることも多いそうです。南知多町で生まれ育った私自身も、ウミホタルと夜光虫が同じものであると勘違いをしていました。地元の方でも多くの人が勘違いをしているようです。正しくは、ウミホタルは顎脚綱(がくきゃくこう)・貝虫亜綱・ミオドコパ上目・ミオドコピダ目・ウミホタル科ウミホタル属に属する甲殻類であり、夜光虫は昼間に赤潮として見ることができる海洋性のプランクトンなんだそうです。
 アカテガニを観察した後、罠を引き上げるとウミホタルがたくさん瓶の中を泳ぎ回っていました。大矢指導員からウミホタルの発光には刺激が必要だとの説明があり、刺激を与えるとウミホタルは青く光り、参加者からは歓声が上がりました。陸生ホタルとはまた違ったウミホタルの発光に儚さを感じました。(記・田中達)
  【観察した生き物】
 ウミホタル、アカテガニ、アオリイカ、(睡眠中の)クサフグ、フナムシ
【観察会の様子】
 
【左】挨拶と予定説明       【右】ウミホタル用の罠

 
【左】海水を入れて罠の準備をしています      【右】罠を海中に入れます


【観察会続き】

【左】会場近くでおこなわれた花火大会          【中】アカテガニの観察          【右】アカテガニのメス


【左】岩陰に隠れるアカテガニ          【中】アオリイカ          【右】パソコンを利用して観察しました


【左】知多半島ケーブルネットワークさんの取材         【中】ウミホタルの発光(その1)         【右】ウミホタルの発光(その2)


【左】パソコンを利用して拡大観察           【右】パソコン観察画面


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