【行事名】
山海川生き物観察 ●南知多町環境課主催
【日 時】
2015年7月4日(土) 9:30〜11:50
【場 所】
南知多町山海ふれあい会館P⇒周辺用水路⇒山海川(清水橋周辺)
【天 気】
曇りのち雨
【担 当】
田中(達)、森田(博)
【参加者】
会員5名、一般15名(大人6名 子ども9名)、町環境課職員2名
(指導員:森田(博)、榊原(靖)、浅井(一)、金内、田中(達))
【内 容】
週間天気予報はずっと傘マークで河川の増水もあり、山海川の生き物たちは下流に流されていないのか、そんな私の心配をよそに6家族15名のみなさんに参加していただきました。
観察会開始の挨拶と予定説明ののち、山海川まで農道を歩きながら、周辺の用水路で生き物の採取と観察をしながら山海川まで向かいました。田んぼにはオモダカが可憐な白い花を咲かせていたのが印象的でした。普段は田んぼの雑草の扱いをされているオモダカですが、よく観察すると綺麗な花を咲かせており、梅雨時なのですが、緑色の稲の間から白い一輪の花を見つける度に心は晴れ渡ります。
山海川までの農道には変態したばかりの小さなヌマガエルとアマガエルがたくさん飛び跳ねていたので、子供達は夢中になって観察をしていました。
観察しながら山海川に到着すると、水の流れは普段以上に速かったのですが、待ちわびたようにガサガサが始まりました。小さな子供達は側溝から逃げられなくなった変態したばかりの小さなヌマガエルの救出をして楽しみました。
採取した生き物について、指導員からその生態などの詳しい説明があり観察会を閉会しました。 今回の観察会に2人の女子児童と参加されたお父さんと、集合場所の山海ふれあい会館の駐車場まで色々とお話しながら帰りました。こんな会話がとても印象的でした。「娘が結婚をして、子供に自然体験をさせたとき、生き物の生態や住みかを知っていて、お母さん凄いってなったらいいよね。自分もこういうのが好きだから、娘2人なんだけれど連れてきているんです。」という内容でした。やっぱり休みに家の中でゴロゴロしているお父さんより、こんな行動的なお父さんはとてもかっこいいと感じました。(記:田中達)
【観察した生き物】
◎水辺の植物
オモダカ、シャジクモの一種、シロツメクサ、ガマ、ウキクサ
◎魚
モツゴ、メダカ、ボラ、ユゴイ、フナ、マハゼ、ゴクラクハゼ、スミウキゴリ、ヌマチチブ、ウナギ、マドジョウ
◎昆虫
コオイムシ、ギンヤンマヤゴ、オオヤマトンボヤゴ、ハグロトンボヤゴ、シオカラトンボヤゴ、ガムシの幼虫、ミズグモ、ミズムシ、マダラカミキリ、ジャコウアゲハの幼虫
◎その他
トノサマガエル、ダルマガエル、テナガエビ、ヒラテテナガエビ、スジエビ、ミゾレヌマエビ、ヒメヌマエビ、ヒメタニシ、マシジミ、サカマキガイ、イシマキガイ、カワニナ、モクズガニ、アメリカザリガニ(要注意外来生物)、ウシガエルのオタマジャクシ(特定外来生物)、ウマビル
【観察会の様子】
【左】 開始の挨拶と予定説明 【右】 用水路での生き物採取
【左】 用水路での生き物採取 【右】 用水路での生き物採取
【観察会続き】
【左】 用水路での生き物採取 【中】 用水路での生き物採取 【右】 用水路での生き物採取
【左】 用水路での生き物採取 【中】 山海川での生き物採取 【右】 山海川での生き物採取
【左】 側溝からのヌマガエル救出大作戦 【中】 側溝からのヌマガエル救出大作戦 【右】 オモダカとその花
【左】 シャジクモの一種 【中】 アマガエル 【右】 トノサマガエル
【左】 ヌマガエル 【中】 オオヤマトンボのヤゴ 【右】 コオイムシ
【左】 ゴマダラカミキリ 【中】 ヒラテテナガエビ 【右】 メダカ
【左】 ジャコウアゲハの幼虫 【中】 ウナギ 【右】 ガムシの幼虫
【左】 ハグロトンボのヤゴ 【中】 イシマキガイ 【右】 カワニナ
【左】 わかちあい 【中】 わかちあい 【右】 わかちあい
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