【行事名】 アオウミウシを見つけよう     ● 南知多町環境課主催

【日 時】 2015年5月31日(日) 9:30〜12:00
【場 所】 南知多町   県水産試験場P⇒峠海岸
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田(博)、田中(達)
【参加者】 会員7名 一般 大人9名 子ども13名 町環境課職員3名
   (指導員:森田(博)、森田(琢)、永田(孝)、浅井(一)、大矢(晃)、大矢(美)、田中(達))
【内 容】
 週間天気予報ではずっと傘のマークだったので、雨がとても心配で、担当としては開催当日までドキドキしていました。しかし、参加者の心がけがよかったのか、全国的にもほぼ晴れた1日となりました。この日は、気象庁が統計を開始した1876年以降で、5月としては最も高い気温を各地で観測したそうです。
 集合場所となった愛知県水産試験場から小佐(おざ)の漁港内を観察しながら峠海岸に到着すると、指導員から観察のポイント、危険な生き物などの注意点が紹介され、待ちわびたように潮溜まりでの観察会が始まりました。今回の観察会は、小さなお子さんの参加が多かったため、最初は生き物を触ることができない方もみえました。しかし、触れても危険のない生き物であると指導員が紹介すると、一様に目を輝かせて生き物に触れる様子が各所で見られました。海岸にたくさん落ちている無数の穴の開いた石については、カモメガイが開けたものであること、生痕化石と呼ばれるゴカイ類の巣穴跡がこの場で見られ、まだまだ指導員としても未知の領域があると感じています。また、自分自身が幼少のころよく遊んだこの峠海岸で、初めて自然観察会が開催できたことに幸せを感じた1日でした。
 なお、今回の自然観察会については、豊浜漁業協同組合さんの特別な許可を得て実施しております。(記・田中達)

【観察した生き物】
◎魚の仲間
 メバル、ウミタナゴ、シロギス、クサフグ、ダイナンギンポ、コウライヨロイメバル、クジメ、コモンイソギンポ、ナベカ、アイゴ、キュウセン
◎ウニ、ヒトデ、ナマコの仲間
マナマコ、ムラサキウニ、イトマキヒトデ、クモヒトデ、バフンウニ、クモヒトデの仲間
◎エビ、カニの仲間
 ヒライソガニ、クロフジツボ、イワフジツボ、カメノテ、イシガニ
◎貝やイカ、タコの仲間
 スガイ、コシダカカンザシ、イシダタミ、ヒザラガイ、ウノアシ、ブドウガイ、マガキ、ヒメケハダヒザラガイ、ヘナタリ、カモメガイ
◎ゴカイの仲間
 ヤッコカンザシ、エゾカサネカンザシ
◎クラゲやイソギンチャクの仲間
ヨロイイソギンチャク
◎カイメンの仲間
 ダイダイイソカイメン
◎海藻類
 ヒジキ、ワカメ、アナアオサ、ヒライボ、イシゲ、タンバノリ、アラメ
◎その他
 生痕化石、フナムシ、ヒラムシの仲間
【観察会の様子】
 
【左】開始の挨拶と予定説明      【右】指導員による観察のポイントと注意点の説明

 
【左】生痕化石         【右】採取の様子@


【観察会続き】
 
【左】小さなヤドカリを見つけたよ          【中】採取の様子A          【右】アメフラシを触れたよ


【左】コウライヨロイメバル           【中】ヒラムシの仲間          【右】参加者によるミニアクアリウム

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【左】ウミタナゴ                      【右】クモヒトデやアメフラシなど


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