【行事名】  海辺の生き物      ● 美浜町環境保全課主催

【日 時】 2015年8月1日(土) 9:30〜11:45
【場 所】 集合:美浜町冨具崎港P ⇒ 冨具崎港東側の潮溜り
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田(博)、田中(達)
【参加者】 一般4名(大人2名 子ども2名)、町環境保全課職員2名
   (指導員4名:森田(博)、大矢(晃)、中井(康)、田中(達))
【内 容】
 前日の天気予報では、観察会当日は猛暑日になるとの予想でした。朝からたいへん蒸し暑く、テレビでは熱中症には十分に注意しましょうと盛んに報道していたため、今回の参加者は1家族4名のみでした。しかし、指導員から危険な生き物の説明を受けた後は、磯の生き物の採取の方法や生き物の説明をマンツーマンで行うことができました。潮だまりや波打ち際での小魚などの採取方法のアドバイス、採取した生き物についての質問には指導員がその場で答えることができました。今回の観察会では、ハツユキダカラ(初雪宝)とメダカラガイ(目宝貝)の貝殻を大矢指導員が拾いました。家に帰ってふと気になったので、タカラガイについて調べたところ、この貝は子安貝とも呼ばれ、古代より貨幣として利用したり、安産や子育てのお守りにしたそうです。また、クチベニガイは愛知県の準絶滅危惧種に指定されています。何気なく足元にまで目を配ると新たな発見がある、そんなことに気付かされた1日でした。(記・田中達)
【観察した生き物】
◎魚の仲間 
  アゴハゼ、ミミズハゼ、ナベカ、イソギンポ、キヌカジカ、メジナ、ヘビギンポ
◎ウニ、ヒトデ、ナマコの仲間
ムラサキウニ
◎エビ、カニの仲間
 イソガニ、ヒライソガニ、タカノケフサイソガニ、イワガニ、イシガニ、オウギガニ、ユビナガホンヤドカリ、イワフジツボ、クロフジツボ、カメノテ、フナムシ、スベスベオウギガニ、ヨツハモガニ
◎貝やイカ、タコの仲間
 マガキ、ムラサキイガイ、イボニシ、スガイ、タマキビ、マツバガイ、ヨメガカサ、ウノアシ、キクノハナガイ、ヒザラガイ、ネジガイ、メダカラガイ(貝殻)、ハツユキダカラ(貝殻)、クチベニガイ(貝殻)
◎クラゲやイソギンチャクの仲間
タテジマイソギンチャク、ヨロイイソギンチャク、ミドリイソギンチャク
◎ゴカイの仲間
 エゾカサネカンザシ、ヤッコカンザシ
◎カイメンの仲間
 ダイダイイソカイメン、クロイソカイメン
◎海藻の仲間
アナアオサ、ミル、イシゲ、ピリヒバ、ヒライボ
◎その他
 ヒラムシの仲間
【観察会の様子】
 
【左】@あいさつと予定の説明      【右】A危険な生き物の説明

 
【左】B観察ポイントの説明      【右】C採取の様子


【観察会続き】

【左】たくさん捕まえたよ           【中】生き物に興味津々            【右】種類ごとに分類しました


【左】種類ごとに分類しました           【中】種類ごとに分類しました           【右】採取した生き物の説明


【左】採取した生き物の説明            【中】会場全景            【右】イソギンポ


【左】オウギガニ            【中】カメノテ            【右】クロフジツボ


【左】スベスベオウギガニ            【中】タカノケフサイソガニ            【右】タテジマイソギンチャク


【左】潮溜りの様子(水中撮影1)        【中】潮溜りの様子(水中撮影2)        【右】流れ着いた蛸壺


【左】ナベカ          【中】ハツユキダカラ            【右】ヒライソガニ


【左】ヒラムシの仲間             【中】ヘビギンポ            【右】マガキ


【左】メダカラガイ           【中】ヨツハモガニ            【右】ヨロイイソギンチャク


 海に咲く花(タテジマイソギンチャク)


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