【行事名】 「冬の生き物たちに会おう」     ●東浦ブロック主催

【日 時】 2015年2月21日(土)  9:30〜12:00
【場 所】 東浦自然環境学習の森
【天 気】 曇りのち晴れ
【担 当】 岩本、山田公
【参加者】 一般:大人2名、子供1名
      (指導員:山田公、岩本、榊原正、榊原靖、古川、浅井一、門脇、平松俊、竹内秀)
【内 容】
 この時期初めての学習の森観察会。名古屋からと地元の参加者数名。指導員の方が多い観察会となった。入り口から東屋を上がって古いキツネの巣穴を意識しながらの道筋を行き、ぐるりと反時計回りに回った。
 立春を過ぎて2週間ほどたって日差しに春を感じ、この季節にしては暖かさを感じた。
 道筋沿いの倒木をつついてみると、成虫越冬らしいコクワガタやチビクワガタ、ユミアシゴミムシダマシをみつけることができた。温度が少し上がっているためか鈍いながらも少し動きが見られた。
 道筋の草花たちがロゼッタ型に大きく葉を広げ、少しでもたくさん日の光を浴びようといじらしくがんばっている姿が見られた。タチツボスミレらしきスミレもしっかり花を開かせていた。植物だけでなく、ネズミの出入りしているらしい巣穴?や、ヌートリア(池を泳いでわたっていた)、ツグミの群れ、カラスの集団、メジロの群れなどの動物類も見られ、少しづつ生き物の活動ははじまっていることが感じられた。   (記・竹内秀)

【観察した生き物】
◎昆虫…指導員の観察手帳の記録から
 オオミノガ?の蓑、ボクトウガ類の蛹抜け殻、ガの蛹、コクワガタ、チビクワガタ、ナナホシテントウ、クロウリハムシ、キマワリ幼虫、ユミアシゴミムシダマシ、ツチイナゴ、クビキリギス、オオカマキリ卵、ヒメホシカメムシ成虫、幼虫、アメンボ類、ユスリカ類、フンバエ類、ハエ類、モリチャバネゴキブリ幼虫、ヒゲジロハサミムシ

【観察会の様子】

【左】担当指導員から開始のあいさつ   【右】向こう岸へ逃げていくヌートリアの子ども


【左】テイカカズラの種子(綿毛)を観察   【右】越冬中のユミアシゴミムシダマシ(成虫)を説明している



【観察会の様子-追加】

【左】右端のお父さんが越冬中のコクワガタを発見  【中】コクワを撮る指導員    【右】見つけたコクワガタ


【左】クビキリギスを発見。寒くて飛べない  【中】水たまりでカエルの卵を探したが見つからず  【右】チビクワガタ。珍しい


【左】ツチイナゴ     【中】ヒメホシカメムシの成虫と幼虫。結構、早く動いていた   【右】ユミアシゴミムシダマシ


【左】オオカマキリの卵があちこちにあった   【中】ボクトウガの幼虫の抜け殻    【右】オオミノガのミノムシ。珍しい


【左】コクワガタの幼虫     【中】ナナホシテントウムシ   【右】池の対岸近くにオオバン、アオサギ、マガモなど


【左】ツグミ。数十羽以上の大きな群れだった  【中】苔(コケ)の感触を楽しむ  【右】テイカカズラの種子。クリック→拡大写真


【上の1枚】
クヌギやアベマキから出てくる幼虫(うじ虫)を育てるとこのような
ゾウムシになる。指導員が見やすいように標本化して持参したもの




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