【行事名】 「ミツバチ牧場で生態観察と蜂蜜絞り」  大曽公園事務所主催

【日 時】 2014年8月3日(日) 9:30〜11:00
【場 所】 常滑市大曽公園
【天 気】  小雨後曇り
【担 当】森田琢・降幡
【参加者】一般10名 (大人5名、子供5名
   (指導員:森田琢・降幡・榊原正・岩本・古川・牧野・柴山・赤石)
【内 容】
 集合時刻前後は僅かに小雨が降っていましたが、終日曇り空の蒸し暑い観察 会になりました。園内のミツバチ牧場は大曽公園(岩間造園)が「新海養蜂場」に 委託して運営しています。公園での蜜蜂絞り体験行事は今年も数回行われており、 今回は知多自然観察会が協力させて頂きました。
 蜂蜜絞り体験に先立ち、セイヨウミツバチの生態を知ってもらうため「水飲み 場と給水行動」を観察しました。夏場の給水は巣を冷やしたり、幼虫に餌を食べ させる時に使われます。蜜蜂の役割り分担や蜜蜂のダンス等について話題を提供 した後、10時頃から蜂蜜絞りの実演を見せて頂きました。
 巣箱から巣棚(巣礎)を取り出し、燻煙、蜜蝋の掻き取り、遠心分離、異物除去 フィルタリング、試食はいずれも興味深く参加者から歓声が上がっていました。 絞った蜂蜜は小瓶に詰めて頂き、家族毎に一瓶500円で分けてもらいました。  終了予定時刻には30分程早かったのですが、暑さ疲れや子ども達の様子を見て 観察会を閉会しました。来年度への継続期待の声も多々聞きましたのでさらに一 工夫したいと思います。 (記・森田)

【観察した生き物】
◎植物 
 ミソハギ、アゼトウガラシ、ヘクソカズラ 、ハス、サルビヤ、ヒマワリ        
◎昆虫
セイヨウミツバチ、ナナホシテントウ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、キリギリス、マメコガネ、オオシオカラトンボ?、シオカラトンボ、シオヤアブ、オオホシカメムシ?、クルマバッタモドキ、ダニの仲間
【観察会の様子】
 
【左】不安定な天気、東屋で開会式       【右】養蜂箱の全景

 
【左】煙でミツバチの動きを鈍らせ巣板を取り出し      【右】巣板に付いたミツハチを観察


【観察会続き】

【左】煙でミツバチの動きを鈍らせ巣板から刷毛でハチを下す       【中】巣穴に詰まった蜜       【右】ハチの玄関


【左】巣穴の蓋を削り落とす        【中】遠心分離機にセット        【右】遠心分離機を回し、蜂蜜を取り出す


【左】取り出した蜜を集めている         【中】巣蓋を削った蜜蝋をいただく        【右】蜜蝋の試食


【左】最後に瓶詰、新鮮な蜂蜜をいただく    【中】蜜源のヒマワリ(セイヨウミツバチが飛来)     【右】蜜源のサルビア(ナガサキアゲハが飛来)


【左】蜜源のサルビア(ハナバチが飛来)    【中】幼虫を背負って移動するアリ発見    【右】幼虫を運ぶ(ハチに近い仲間で、社会性の集団で生活)


【左】顕微鏡でアリの幼虫を見る        【中】湿地を観察      【右】水を汲みに来たミツバチ発見


【左】湿地に可憐に咲く、アゼトウガラシ         【中】お盆に仏様に飾るミソハギ        【右】クモの巣の跡にナナホシテントウ


【左】ニイニイゼミの抜け殻     【中】マメコガネに寄生したダニ類      【右】ヘクソカズラ(別名ヤイトバナはもぐさに火が付いた様子の名)


【左】オオシオカラトンボ♂?         【中】シオカラトンボ♂       【右】シオヤアブ(甲虫の体液も吸う)


【左】オオホシカメムシ?        【中】バッタ類幼虫        【右】クルマバッタモドキ


【左】ハスの果実を観察       【右】ハスの名前は果実がハチの巣に似るから


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