【行事名】 実り近し秋の野山探検  ● 武豊ブロック主催

【日 時】 2014年(H26)9月14日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 武豊町 別曽池公園周辺
【天 気】 快晴
【担 当】 鈴木樹、畠
【参加者】 一 般 7人 (大人4人 小人3人)
       指導員:7人 鈴木樹、畠、浅井一、榊原正、森田博、牧野、畑中   (畠 記)

【内 容】
 快晴のさわやかな秋日和。「観察会にはもったいない」とは言うはずもないが、それにしても最近にないすばらしい日となった。
 今日の行程と注意事項を話し、ツクツクボウシの鳴き声がする中を出発。クズの花の甘い香り、ウスバキトンボの群翔、たわわに実った柿など秋の風物に接しながら進んだ。
 田の脇の排水路を覗くと何やらうごめいている。タモを入れて反対側から追いこむ。なんなんと、ドジョウの子どもとメダカが入り歓声があがった。子どもたちはバッタ類、カマキリ、キチョウ、ウスバキトンボなどを追って賑やか。
 山影の道路、今年は脇の下草が刈ってある。果たしてあるかナンバンキセル?とありました。ありました。奥まったところのススキの根元に十数本が林立。独特の赤紫色とマドロスパイプを立てたような特異の姿。今年もこの植物に会えて安堵。
 休耕田でワラビが採れていたところ、何と来月から埋め立てを始めるとの立看板。面積4千7百余平米。廃棄物でないことを祈る。周囲の山も削られる雰囲気であり、また一箇所、自然豊かな里地里山が消えて行く。
 コナラの実やエノコロの穂を摘みながら出発点に帰着。お子たちの「いろいろのものに会えて楽しかった」の感想に、指導員も和んだことでした。
<観察できた実や植物>
 クズ、ヌスビトハギ、メドハギ、エノコロ、キンエノコロ、アメリカセンダングサ、 ナンバンギセル、イノコヅチ、アメリカミズキンバイ、キツネノマゴ、マメアサガオ、ホシアサガオ、ママコノシリヌグイ、ヒヨドリバナ、イタドリ、ヌルデ、ウド、マツヨイグサ(オオ、メ)、クサキ、 ほか
コナラ、ノブドウ、ハゼ、カクレミノ、ミツバアケビ、ヤシャブシ、ヘクソカズラ、ヤマノイモ、ノアズキ、イバラ、 ほか
<観察できた虫>
 ウスバキトンボ、ノシメトンボ、オオカマキリ、ハラビロカマキリ、キチョウ、アカタテハ、ウラギンシジミ、モンキアゲハ、アオバハゴロモ、オンブバッタ、 オオスズメバチ、イナゴ、キチキチバッタ、ツチイナゴ ミイデラゴミムシほか
                                  以上

【観察会の様子】

【左】始めの話 ※最後の写真と陰を見比べてみよう  【右】子どもたちは動物大好き。ここで相当な時間を使う


【左】キチョウ(黄蝶)の説明  【右】このナンバンギセル…例年の場所とまったく違うところにあった

【観察会の様子-追加】

【左】この子たちはドングリ大好ききょうだい 【中】アケビの実。たくさんあった 【右】例年の場所のナンバンギセル


【左】右の“お土産”はここでつかまえた 【中・右】それぞれのお父さんが持つ“今日のお土産”…ドジョウの仲間とメダカの仲間
    ※ドジョウはドジョウとホトケドジョウ。メダカはヒメダカっぽい商品種…メダカやカダヤシではない


【左】終了間際、セミ捕りは10cm届かず。逃げられた  【右】閉会のお話。産廃での埋め立ての話もあった



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