【行事名】 干潟の生き物 主催:美浜町環境保全課 

【日 時】 2014年7月12日(土) 9:30〜11:45
【場 所】 集合:美浜町JAあいち奥田農協P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田博、森田琢
【参加者】 一般23名 (大人9名、子供14名)
      (指導員7名:森田博、森田琢、永田孝、浅井一、門脇、大矢晃、中井康)、環境保全課職員3名
【内 容】
 台風8号一過の穏やかな晴天になりました。一週間前中日新聞にも開催案内が掲載され、8家族23名の一般参加を頂きました。
今回は山王川河口の旧樋門撤去工事と重なり樋門近くの駐車場が使えず、集合場所から河口干潟観察場所まで10分ほど歩きました。
その途上、河岸の野草やチゴガニのウェービング観察を楽しみました。樋門近くの河口干潟ではイソガニ、チゴガニ、ウミニナ類、ソトオリガイなどを採集観察しました。
砂浜干潟へ移動し、危険な生きもの、行動範囲などの注意を促した後、自由に採集を楽しんでもらいました。1時間20分ほどの自由時間に採集観察された生きものは
概ね50種類を超えました。11時20分から採集できた話題性のある生きものについて分かち合いをし、最後に皆で生きものをリリースして閉会しました。
閉会後もいくつかのご家族は楽しさが尽きない様で、海辺に残って遊んでいました。
(記・森田琢)

【観察した主な生き物】
◎植物(河岸の野草)
シロバナハマナデシコ
◎海岸動物
節足動物:
イソガニ、チゴガニ、タカノケフサイソガニ、マメコブシガニ、アミメキンセンガニ、ホンヤドカリの仲間、コブヨコバサミ
貝類:ソトオリガイ、アカニシ(卵嚢)、アメフラシ(卵塊)、ツメタガイ(卵塊:スナヂャワン)、ヒザラガイ、アサリ、マテガイ(貝殻)、カガミガイ(貝殻)
頭足類:アオリイカ(卵塊と幼体)
魚類:メジナ、カゴカキダイ、イシダイ、ニワハゼ、ニジギンポ、ヨウジウオ、ギマ
棘皮動物・刺胞動物・環形動物:ムラサキウニ、マナマコスナヒトデ、ミズクラゲ、タマシキゴカイ(卵嚢)
◎海藻・海草:アナアオサ、ミル、キョウノヒモ、ミリン、アマモ
◎鳥類:コサギ、カルガモ

【観察会の様子】



【左】山王川樋門から干潟のお話     【右】チゴガニのウェービングを観察


【左】砂浜で採集した生きもの話      【右】話題豊富な分かち合い


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】山王川河畔(シロバナナデシコ)   【中】水辺のカルガモの群れ   【右】旧樋門撤去工事中


【左】砂浜干潟(北方向)   【中】遠浅の砂浜干潟(西方向)    【右】砂浜干潟の護岸(東方向) 

観察した生きもの (山王川河畔と干潟)

【左】集合、受付け   【中】   【右】オオキンケイギク(外来種)


【左】ハマユウ   【中】アガパンサス   【右】ワルナスビ (外来種)


【左】      【右】カルガモ


【左】   【中】   【右】ウミニナ類

観察した生きもの (奥田海岸砂浜干潟の生きもの)

【左】危険な生きもののお話   【中】   【右】


【左】ギマ(幼魚)   【中】メジナ(幼魚)   【右】


【左】ニワハゼ   【中】ヨウジウオ   【右】イシダイ


【左】アオリイカ(卵嚢)   【中】卵嚢の中に透けて見えるアオリイカ   【右】アオリイカ(幼体)


【左】   【中】イソガニ   【右】イソガニ


【左】マメコブシガニ 【中】アミメキンセンガニ   【右】イシガニ


【左】   【中】ホンヤドカリの仲間   【右】コブヨコバサミ


【左】ヘラムシ   【中】ゴカイノ仲間   【右】タマシクゴカイ(卵塊)


【左】ツメタガイと砂茶碗   【中】アカニシとその卵(ナギナタホウズキ)   【右】アサリ


【左】スナヒトデ   【中】ミズクラゲ   【右】マナマコ


【左】採集した藻類   【中】アナアオサとキョウノヒモ   【右】ミル


【中】ニジギンポ (調査後に追加)

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