【行事名】 自然観察会「海辺の生きもの達」 主催:美浜町環境保全課 

【日 時】 2014年6月14日(土) 9:30:00〜11:30
【場 所】 集合:美浜町冨具崎港P
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田博文、森田琢磨
【参加者】 一般38名 (大人15名、子供23名)
       指導員4名:森田博、森田琢、門脇、降幡、美浜町環境保全課(職員2名)
【内 容】
 集合40分前には美浜町環境保全課職員の方々により自然観察会立て看板と受付机それに配布資料が用意されていました。
エコレコあいち誌(命をつなぐPROJECT学生実行委員編)、平成26年度美浜町自然観察会案内、ESD広報パンフレット等です。
 観察会は好天と大潮の海日和に恵まれ13家族38名の参加を頂きました。磯浜での観察ポイントと危険な生きものについてのガイダンスを済ませて
家族ごとに潮だまりや波打ち際でカニ、ヤドカリ、小魚などを採取して頂きました。採取方法のアドバイス、採取中の質問には指導員がその都度応えました。
また、採取困難な海藻やフジツボ等の付着生物の生態についてはその場で解説しました。
約1時間ほどで生きもの採取を切り上げ、分かち合いの場を設けました。解説は森田博指導員が主に行い若干の質疑は森田琢指導員が応えました。
子ども達の人気者はいつもカニとヤドカリ、小魚ですが、参加者の耳目を集めた話題はアメフラシ、マダコ、ヒラムシの仲間達の生態でした。
最後に採取した生きものたちを海にリリースして観察会を無事終えました。
(記・森田琢)
【観察した生き物】
◎海藻
 
緑藻:アナアオサ、ミル、カイゴロモ
 褐藻:ヒジキ、ワカメ、イロロ、イシゲ、フクロノリ、ウミトラノオ
 紅藻:オゴノリ、キョウノヒモ、タンバノリ
◎魚類
 
クジメ(幼魚)、メバル(幼魚)、ヘビギンポ、イソギンポ、コモンイトギンポ、ナベカ、キヌカジカ、メジナ(稚魚)、ボラ(稚魚)、アゴハゼ、スジハゼ
◎軟体動物
 
腹足綱(巻き貝):イボニシ、スガイ、キクノハナガイ、ヨメガカサ、マツバガイ、アメフラシ(及び卵塊)、ウミフクロウ(卵嚢)、ブドウガイ
 
二枚貝綱:マガキ
 多板綱:ヒザラガイ、ヒメケハダヒザラガイ
 頭足綱:マダコ
◎節足動物
 
イシガニ、ヒライソガニ、ヨツハモガニ、イワガニ、ショウジンガニ、ヤワラガニの一種
 スベスベオウギガニ、ヨコエビ
 ユビナガホンヤドカリ、コブヨコバサミ
 クロフジツボ、イワフジツボ、シロスジフジツボ、カメノテ
 イソヘラムシ、ワレカラの仲間
◎棘皮動物
 マナマコ
 ムラサキウニ、バフンウニ
 イトマキヒトデ、クモヒトデ、スナヒトデ
◎刺胞動物
 
ヨロイイソギンチャク、タテジマイソギンチャク
 ミズクラゲ
◎海綿動物
 
ダイダイイソカイメン(群体)
◎脊索動物
 マンジュウボヤ(群体)、シロボヤ
◎扁形動物
 ヒラムシの仲間
◎その他
 
コケムシの仲間、エゾカサネカンザシ、ヤッコカンザシ

【観察会の様子】



【左】危険な生きものガイダンス     【右】ESDロゴ看板


【左】生きもの採取      【右】生きもの採取


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】野間灯台   【中】潮だまり   【右】伊勢湾遠景

生きもの採取中 (スナップショット)

【左】   【中】   【右】


【左】   【中】   【右】大きなアメフラシ

観察した生きもの

【左】アナアオサ   【中】ミル   【右】イシゲ


【左】イロロ   【中】オゴノリ   【右】キョウノヒモ


【左】   【中】スガイ(酢貝)と共生する海藻カイゴロモ(貝衣)   【右】


【左】ボラ(稚魚)   【中】メバル   【右】クジメ

 
【左】ナミイソカイメン    【中】ギンポ   【右】ワカメに着いたコケムシの仲間    


【左】ヒザラガイ   【中】ウミフクロウ(卵嚢)   【右】マダコ

  
【左】ブドウガイ       【中】アメフラシ(卵塊)   【右】クモガニの仲間 


【左】イシガニ   【中】ヒライソガニ   【右】ヨツハモガニ


【左】ホンヤドカリ   【中】クロフジツボ   【右】カメノテ


【左】イソヘラムシ   【中】ショウジョウガニ(甲羅)   【右】ショウジョウガニ(腹)


【左】マナマコ(黒)   【中】マナマコ(赤)   【右】マナマコ(青)


【左】バフンウニ   【中】イトマキヒトデ   【右】マンジュウホヤ(群体)

分かち合い

【左】分かち合い(ワカメの雌株)   【中】分かち合い(アメフラシ)   【右】分かち合い(メバル)


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