【行事名】 任坊山の秋-アサギマダラに会えるかな  ● 半田ブロック主催

【日 時】 2014年10月13日(祝)   9:30〜11:00
【場 所】 半田市任坊山公園
【天 気】 曇り一時雨
【担 当】 石川、加藤
【参加者】 一般:2名
       指導員: 石川、加藤、榊原正、榊原靖、山田和
【内 容】
 台風19号の接近で開催が危ぶまれました。予報通りに台風が接近すれば開催はまず無理と思っていたのですが、殆ど関係者とはいえそこそこの人数が集まったし、丁度雨が上がっていたしなどの条件が重なりましたので、短時間だけでもやりましょうということになりました。メインテーマであるアサギマダラに会えるなんて全く思っていませんでした。
 いつものように駐車場の周りを一回りして、天候がもっていれば登って展望台まで行ってみましょうというコース設定です。冒頭の話題は駐車場の周りに植えられているアオギリに殆ど実がついていないという件。剪定の時期ややり方に問題があるのかどうか、実がついていればひとつの観察テーマになるのに・・。雨模様のじめじめした天候に誘われたのでしょうか、大きなトビズムカデが現れました。あまり好かれる生き物ではありませんが、異様な形態と持っている強い毒とで迫力ある見ものであるのは確かです。ホタルガの鮮やかな白と黒のコントラスト、カラスウリの真っ赤な実、クサギの可憐な白い花、赤紫色のガクに囲まれた藍色の果実などを見ながら思ったより長い時間をかけて移動しました。
 道路を渡ったところにハナノキが植えられていますが、過度の剪定を受けて見るも無残な姿。もっと自由に伸ばしてあげればいいのに。なんと10月の中旬というのにアブラゼミが生きていました。一体いつごろ羽化したのでしょう。ムクノキの実が丁度食べごろに熟していたのでいくつかを試食しました。階段を登って頂上の森に入ったところで雨が降り出しました。空も随分暗くなって雨が強くなりそうな気配だったのでそこから引き返すことにしました。降りたところにあるスダジイが期待通りたくさんの実が落としていたので思い思いに収穫や試食。ここのシイの実は大きくて食べ応えがあります。雨が強くなってきたのでそろそろ切り上げましょうと見上げた先になんと一頭のアサギマダラがひらひらと飛ぶ姿が目に入りました。全くの想定外でしたがタイトル倒れしなくてよかったです。
 本日の小発見;アサギマダラは雨が降っていても飛ぶ(こともある)。   (記:榊原靖)

【観察した生き物】
 アオギリ、トビズムカデ、ヒヨドリ、ホタルガ、ネズミモチ、カラスウリ、クサギ、アブラゼミ、ハナノキ、ムクノキ、サツマノミダマシ?、ヤマガラ、スダジイ、アサギマダラなど(ほぼ出現順)

【観察会の様子】

【左】担当から開会のお話   【右】トビズムカデ…もうすぐ冬眠→松の朽ち木の中へ?


【左】ホタルガ  【右】まだ青いがネズミモチの実が見事に鈴なりになっていたのでパチリ撮る


【左】アブラゼミ…羽は少し傷んでいたが勢いよく羽ばたく 【右】大きなスダジイの実…採って食す

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