【行事名】 水田や水路の生きものを観察 主催;知多市地域文化センター 

【日 時】 2014年9月6日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 集合:地域文化センターP
【天 気】 晴れ
【担 当】 吉川勉、小島
【参加者】 一般23名 (10家族:大人10名、子供13名)
      (指導員6名:吉川勉、小島、吉房、金内、中井康、森田琢)、地域文化センター:職員3名
【内 容】
 『地域文化センターから20分かけて田んぼや水路の様子を観察しながらみんなで神田川へ向かいました。
 田んぼの中でコサギを「行き」に1羽、「帰り」に7羽見かけましたが、人声で飛び去られてしまいました。また、ヤマトシジミやシオカラトンボが飛び交い、さらに、ヌマガエルやスキミリンゴガイ・タニシをみかけ子供たちは捕獲に一生懸命でした。
 神田川に着くと一昨日までの準備状況とは打って変わって、昨日中に業者の方によって全くきれいに全面的に草刈りがされていました。お陰で、川の土手上のブルーシートが敷かれたパラソルのもとで川に降りる準備を整えて、すぐに、そして順番に川に入ることができました。また、一部のお子さんたちはシート上で横になったり読書したり、ブルーシートが敷かれたパラソルは歓迎されていました。
 川に入ると最初に子供たちが大きなモクズガニを捕まえ、さらに今年も約1mのウナギを金内さんが捕らえると、参加者は全員必死になりだしました。バケツやカゴに入れるのにお手伝いのお父さん・お母さんも大変。魚やエビ、カニ等を何らかの“獲物”を全員が捕らえることができたようで、子供たちの多くは持ち帰り願望でしたが、そこは水槽等の準備が必要なことからお母さんにたしなめられ、捕獲物の殆どはまた川へとめでたくリリースしました。
 帰りは、疲れと炎天下もあって足取りが軽やかにとはいきませんでしたが、全員無事にたどり着き、記念写真を撮影して解散、12時近くになってしまいました。』
(記・吉川)

【観察した生き物】
◎田畑・畦道の草本植物
 
イネ科イヌビエ、チガヤ、セイバンモロコシ、ススキ、ヨシ
 マメ科アレチヌスビトハギ、クサネム
 ツユクサ科ツユクサ、アカバナ科ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)、タデ科シロバナイヌタデ、ラン科ネジバナ
◎寺社林縁の木本植物
 クワ科クワ、シソ科クサギ、ウルシ科ヌルデ、トウダイグサ科アカメガシワ、ウコギ科ヤツデ、ツバキ科ヤブツバキ
◎鳥類
 
サギ科コサギ、キジ科キジ
◎昆虫類
 
ゲンゴロウ、ミズスマシ、カメムシ目アメンボ、
 トノサマバッタ、シオカラトンボ、ウスバキトンボ、モンキチョウ、シジミチョウの仲間
◎水路の魚類
 
ハゼ科チチブ、ゴクラクハゼ、ウキゴリ
 
カダヤシ科カダヤシ
 ウナギ、ドジョウ
◎水路の海老・蟹類
 
アメリカザリガニ、ヌマエビ、ミゾレヌマエビ、モクズガニ、クロベンケイガニ
◎水路の貝類
 スクミリンゴガイ(水路、田)、タニシ、イシマキガイ、マシジミ
◎水路の両生類
 ヌマガエル
◎水路の爬虫類
 ヤマカガシ、シマヘビ

【観察会の様子】



【左】神田川へ降りる     【右】用水の生きもの探し


【左】生きもの採れた      【右】感動の分かち合い


【観察会続き】

観察会場周辺の景観

【左】穂が実る稲田と畦道   【中】イネに付着したジャンボタニシの卵塊   【右】ツユクサ


【左】ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)開花   【中】クサギ開花   【右】一部の田で稲の収穫が始まっていました

観察した生きものなど

【左】水路への降り方   【中】スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)   【右】生きもの探しガサガサ


【左】ヌマガエル   【中】アメンボ   【右】ガサガサしてたらシマヘビ?が現れた


【左】イシマキガイ(左)、マシジミ(右)   【中】それなんて言うの?チチブだって!ほほえましいー!   【右】チチブ


【左】分かち合いでみんな真剣!     【右】涼しい地域文化センターへ戻り記念撮影、パチッ!


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