【行事名】 「灯火に集まる虫の観察とナイトハイク」

【日 時】 令和7年9月5日(金)19:30〜21:00
【場 所】 常滑市多賀神社
【天 気】 晴れ(台風15号通過直後)
【担 当】 纐纈、降幡
【参加者】 一般21名
             (指導員:降幡、纐纈、平松な、浅井一、田中達、井口)
【内 容】
9月5日(金)19時30分より、常滑市多賀神社にて、灯火採集とナイトハイクを行った。台風15号の通過直後ということもあり、セットした白布が強風にあおられていたが、明かりを点灯するとドウガネブイブイなどの昆虫が集まりはじめた。
最初の挨拶の辺りで、発電機の燃料が切れてしまい、電気が消えてしまうトラブルが発生。 会員の浅井さんに燃料を入れに行ってもらい、事なきを得た。今後は最初に要確認。ご迷惑をお掛けしました。
挨拶の後、多賀神社の裏の雑木林を散策。皆各々ライトと虫網を持ち、ゆっくりスタート。コースの道は幅もあり緩やか。木の上の方でアブラゼミを襲って食べているトビズムカデを発見したり、ニイニイゼミの羽化などが見られた。オオカマキリの目が昼間と比べて真っ黒で、そのちがいに驚く参加者もみえた。秋の虫の音は心地よく聞こえてくるが、昆虫の姿があまり見られず。子供たちは道の脇の側溝にいた、大きなモクズガニやアメリカザリガニに興味津々。ここの側溝の水は湧水とのことで、ひんやりとして冷たかった。ヒバカリが2匹、側溝の水の中を泳いでいたところを捕獲した。ヒバカリは比較的おとなしいので、毎回子供たちの人気者。代わる代わるに観察しながらふれあい、「毒はないの?」「つるつるしてる!」「舌がかわいい」など、いろいろな感想が聞こえてきた。怖がる子供の方が少ない印象。
ビニール袋にモクズガニをたくさん捕まえていたが、最後の最後で、手水舎にカニの像があることに気付く。カニが祀られている神社ということで、祟られる前に側溝に逃がした。1時間ほどの散策から再び灯火採集場へ戻ったが、強風のためか思いの外昆虫が集まらず。
灯火採集ではあまり昆虫が見られなかったが、昼間とはまた違う生き物たちの一面が見られ、参加者も会員も満足した観察会だった。
(記 纐纈)

【観察できた生き物】
ドウガネブイブイ、ニイニイゼミ(羽化途中)、トビズムカデ(アブラゼミ捕食中)、マイマイカブリ(カタツムリ捕食中)、セスジスズメ、サトキマダラヒカゲ、オオカマキリ、ハラビロカマキリ、キマワリ、カトリヤンマ、シオカラトンボ、ショウリョウバッタ、イナゴの仲間、 モクズガニ、アメリカザリガニ、ヒバカリ 虫の音
カンタン、キリギリス、エンマコオロギ

【観察会の様子】

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