【行事名】 「初夏の里山で生き物を探そう」 ●東浦町環境課主催

【日 時】 令和7年7月19日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 東浦自然環境学習の森
【天 気】 晴れ
【担 当】 竹内秀、桑原
【参加者】一般 30名(子供18名10家族)
             (指導員:岩本、門脇、纐纈、田中、竹内秀、玉井、降幡、福岡、古川、牧野、松井、森田琢)
【内 容】
 熱中症や猛暑日という「言葉」も聞き慣れ、「今日も暑いねえ」が毎日の挨拶。 やっと2日前に「大雨」が降って、草木も人もちょっとほっとした中での観察会。入 り口のため池の所ではウグイスが歓迎してくれるかのようにさえずっていた。日差し はきついが日陰は風が汗をなで、案外涼しさも感じられる日となった。田んぼの周り でひっそりとカワラナデシコ(秋の七草)が見られ、暑いけれど季節が進んでいるこ とも感じられた。雨のおかげで樹液でコナラの木の幹がぬれているところもあった。 やはりカブトやクワガタがお目当てという親子が多かった。チョウやトンボにタモを 振り回したり、バッタを手で捕まえる姿に、部屋の中でゲームをすることが多くなり がちなこの頃に対して、狩猟をする人間の本来の姿を見た気がした。コナラの木には 虫こぶも見られ、植物はいろいろな形で昆虫たちに利用されて共存していることを感 じた。お目当ては、木道わきの大木にはおらず、カミキリ虫の噛み後がある小さめの どんぐりの木にカブトムシやクワガタを見つけ、歓声が上がった。 

この学習の森では、水辺の環境保全や竹を切って竹灯籠を作るなどのボランティア が活動されており、今日は活動日だったため、ボランティア活動の活動の紹介や参加 の呼びかけもあった。

植栽された小さかったコナラの木にもお目当ての虫をゲットしていた。 振り返りは 人数が多かったこともあって、急遽木陰にブルーシートを敷いてそこに座り込んで ゲットした生き物たちを見せ合った。終わりがけに、生きた玉虫を捕まえた子がい て、その美しさにみんなで目を見張った。雨が降ったすぐ後だったせいかトカゲ類は 見られなかった。 (記・竹内秀)

【観察した生き物】
昆虫:ナミアゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョ ウ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、コミスジ、ヒメジャノメ、コムラサキ、ゴマダラ チョウ、アカボシゴマダラ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、カナ ブン、カブトムシ、コシアキトンボ、シオカラトンボ(♂♀)、ノシメトンボ、オニ ヤンマ、ウスバキトンボ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ナナフシモドキ、アシナガバ チの仲間、コガタスズメバチ(巣)キリギリス(声)、ショウリョウバッタ、カマキ リ、コカマキリ、クビキリギリス、ウスバカミキリ、ゴマダラカミキリ、タマムシ、 シンジュキノカワガ(幼)、ヒロヘリアオイラガ(幼)
両生類:アマガエル、ヌマガエル、
鳥類:ウグイス、ツバメ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス
植物:ガマ、ハナタデ、カワラナデシコ、
その他:マンネンタケ、キクラゲ、

【観察会の様子】
【左】始まりの会 諸注意 【右】緑の中を進みます
【左】あっ、見つけた! 【右】どんどん進みます
【左】ひっそり咲くカワラナデシコ 【右】押すな!さわるな!おいらはイラガだ!
【左】ふわふわ襟巻きではなくて「虫えい」 【右】木陰で分かち合い

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