【行事名】奥池の生き物をさがそう   ●大府市奥池地域保全隊主催
大府市農業振興課 県知多農林水産事務所建設課 愛知用水財団 後援

【日 時】2024年8月20日(火) 9:00〜11:00
【場 所】大府市奥池
【天 気】曇り
【担 当】村瀬、田中
【参加者】一般 11名(子供7名) 関係者含む大人32名
     (指導員:浅井一、田中、竹内秀、村瀬、吉川)
【内 容】
 7月半ばから雨らしい雨が全く降らず、連日の猛暑。名古屋で連続猛暑日が25日 の記録を更新し、観察会前日8月19日に記録ストップとなり、20日はどうやって 暑さをしのぐのかと心配していたところへ夜中から朝方にかけて天気予報外の慈雨。 開催が心配されたが、会が始まる少し前から雨もやみ空が明るくなり、熱中症の心配 が少し遠のく中での観察会となった。

 この時期に夏休みの自由研究も意識して行っている観察会。知多半島にたくさん あったため池に親しみを持ってもらおうと、地域のため池保存会や、農業振興課、愛 知用水の方々も参加されて毎年行われているとのこと(現在は知多半島に560)。 昨年度は公園整備が行われ、池を干したり、そのために川の流れがなくなったりし て、水の中の生き物たちにどんな影響が出るか心配しながらの観察会となった。

 池の周りの護岸にある石の間や、池から流れる小川、池の周りを流れる小川、湿性 植物が植えられたり自然に生えたりしている場所に親子や関係者が散らばって、水の 中の生き物を探した。餌をおいておびき寄せる仕掛けをかけたり、長い網を広げて逃 げられなくする仕掛け(刺し網)をかけたりすると大物が採れた。胴長を着用してや る気満々の小学生もいた。

 時間になりテントの下で生き物の確認をした。持って帰って飼育したいという親子 もいた。

 生き物の振り返りの結果、見られた種類は池干しの前とほぼ同じだと思われるが個体 数は少なめだった。ということが確認できた。

(記:竹内秀)

【観察できた生きもの】
◎魚:タイリクバラタナゴ、モツゴ(クチボソ)ヌマチチブ(1〜2センチのもの多かった)コイ、ニゴイ、ヘラブナ ◎エビ、カニ類:アメリカザリガニ、スジエビ
◎その他:アカミミガメ、ヌマガエル、トノサマガエル、ダルマガエル、ガムシ、アメンボ
◎鳥類:ツバメ、カルガモ
◎植物:ガマ、ミズキンバイ、アメリカミズキンバイ、ミソハギ

【観察会の様子】
【左】とれた生き物の確認 振り返り 【右】仕掛けのひとつ  かかったかな?
【左】雨が降って人も草木も「ほっ」 【右】水槽の中の魚たち
【左】たらいの中の獲物たち 【右】タイリクバラタナゴの婚姻色

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