【行事名】 「春の里山で生きものをさがそう」

【日 時】 令和6年4月6日(土)9:30〜12:00
【場 所】 東浦自然環境学習の森
【天 気】 曇り
【担 当】 岩本、竹内秀
【参加者】 一般14名
             (指導員:浅井一、岩本、門脇重、桑原、纐纈、鈴木、竹内秀、田中央、藤井辰、降幡、古川、南川、牧野、森田)
【内 容】
 3月の低温のため予想に反して桜はやっと満開をむかえ、4日の入学式にも間に合った。
 今年は2月にぽかぽか陽気の日が多く、桜が早く咲くだろうと予想された。ところが3月になると気温が下がる日が増え、そのせいで開花が遅くなったとのこと。
 空は青空とはいえないがぽかぽか陽気。タンポポもアケビの花も満開。コナラの新芽も木によっては大きく伸び始めている。ウグイスが近いところで気持ちよさそうにさえずっている。
 里山の恵みを探すもワラビはやや少ない。その分イタドリを持ち帰ってジャムにしようという参加者もいた。竹の子は階段の段ごとに出ているところもあり、少し入ると子供たちの竹の子探しの目はするどく、どの家族もおなかいっぱいになるほど持ち帰ることができた。また、竹の子と一緒にカブトムシの幼虫も出てくるところもあり、竹やぶに保全をして竹チップを敷いて腐葉土になり、豊かな土壌になっているからこそ大きな竹の子が出てくることを感じた。
 地面にはタンポポの黄色のお花畑が広がり、コオニタビラコ、オニタビラコも小さいながら葉をいっぱいに広げていたり、キツネアザミの数が減って場所が移動して植物たちのせめぎ合いを感じることもできた。竹灯籠の会や保全グループの代表の方に話を聞くこともできた。人のよく集まるところに、メリケントキンソウが生えていた。種がトゲトゲで裸足で歩いたり、犬が歩いたりするとけがをするという困りものなので、広がらないような対策が必要だと感じた。 (記 竹内秀)

【観察した生き物】
◎植物(花):シロツメグサ、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、タネツケバナ、ナズナ、キュウリグサ、スミレ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、スズメノヤリ、スズメノカタビラ、スギナ(ツクシ)、セイヨウタンポポ、トウカイタンポポ、 スイバ、ワラビ、セリ、アケビ、ヤダケ、ヤマザクラ、ヤブタビラコ、コオニタビラコ、ムラサキケマン、ノミノフスマ、アオキ( )、ノビル、イタドリ、
◎昆虫:アゲハ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、クロコノマ、キタテ ハ、ルリタテハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、ナ ナホシテントウ、ナナフシモドキ、
◎爬虫・両生類:アマガエル、カナヘビ、
◎鳥類:ウグイス、メジロ、ホオジロ(声)、ケリ、ハシブトガラス、ツバメ、カワセミ、シジュウカラ、ヒヨドリ

【観察会の様子】
【左】始めの挨拶とお話 【右】タンポポの小道
【左】春の野原 【右】40〜50cm幅の小川に居た魚などの説明
【左】タケノコ掘るぞ 【中】見つけた生きものの説明 【右】周囲の風景

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