【行事名】 春の公園散策 虫と花  ●大曽公園事務所

【日 時】 2012年4月22日(日) 9:30〜10:30
【場 所】 常滑市大曽公園
【天 気】 風雨強く寒冷
【担 当】 斉上、小島
【参加者】 一般1名(大人1名)
      (指導員4名:斉上、小島、村山、森田琢)
【内 容】 
 強風と大雨の中、参加者があるのかと思ったら、1名参加がありましたので、簡単な観察会を実施することにした。
 公園事務所で、松枯れの大木を切ったところ、たくさんの幼虫が見られた、とのことでそれを観察することにした。松の皮をはぐと皮の下からたくさんのカミキリムシの幼虫が出てきた。1cm以下でまだ種名は同定できないが、クロカミキリではなかろうか?ミツバチは、今日のような天気では、どんな様子か観察した、天候が悪いので、すべての蜂は巣の中に固まっていた。以上で観察会は終了。(記・小島)
 昨日からの冷たい風雨が止む気配なく、ガタガタ震いながら周辺を下見しつつ開始時刻を待ちました。一般参加者は常連のOさんのみでした。
 風雨が強い中、大曽公園長に準備して頂いた、松枯れ切断材の樹皮剥離観察とミツバチ農園でのセイヨウミツバチ観察のみを実施することにしました。
 松枯れした樹皮(形成層)はカミキリムシ等の幼虫に虫食まれ、剥離すると沢山の幼虫が転げ落ちました。その幼虫を補食する寄生バチも飛び出しました。
 ミツバチ農園では養蜂業者が年間を通じて設置しておいてくれる養蜂箱を開けて内部の様子を観ることができました。
 また、スズメバチ・トラツプのいくつかを見せて頂き仕掛けの巧妙さに感心させられました。
 寒さが身にしみて来ましたので早早に観察会を切り上げ、帰り際に開花し結実しつつあるソテツの雌花を観察して解散しました。
 短時間でしたが、数々の驚きに出会えた観察会になりました。少々の雨でも自然観察会は実施すると面白い。(記・斉上)

【観察した生き物】
◎昆虫
  マツノマダラカミキリ(幼虫)、その他の幼虫沢山(同定中)、寄生バチ(同定中)、セイヨウミツバチ、スズメバチ(トラップで捕捉された死骸)
◎その他の土壌動物
 オカダンゴムシ、ヒゲジロハサミムシ
◎植物
 ソテツ
            
【観察会の様子】

【左】松枯れ切断材        【中】マツ樹皮の剥離作業          【右】剥離した樹皮と沢山の小さな幼虫


【左】ミツバチ農園での観察            【中】巣門の番兵に注意して接近            【右】箱の内部を撮影中


【観察会続き】


【左】マツノマダラカミキリの幼虫            【中】オカダンゴムシ (上)             【右】ヒゲジロハサミムシ


【左】樹皮の下の幼虫たち            【中】形成層の食べられた痕            【右】幼虫 (同定中)


【中】寄生バチ (同定中)


【左】使用中の養蜂箱と雨よけ       【中】養蜂箱の入り口に配備する網型スズメバチ・トラツプ  【右】養蜂箱予備 (越冬用)


【左】接着剤を塗布したトラツプ           【中】捕捉されたオオスズメバチ ?           【右】捕捉されたコガタズメバチ ?


【左】養蜂箱の上蓋を開けたところ       【中】養蜂箱の巣棚            【右】雨の日は外出しないセイヨウミツバチの様子


【左】ソテツ                 【中】ソテツ(雌花)                 【右】ソテツ(結実)


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