【行事名】 セレトナの森の研究室B 「森のキノコ探検隊」
【日 時】 2012年6月24日(日) 9:30〜11:30
【場 所】 大府市自然体験学習施設二ツ池セレトナ
【天 気】 晴れ
【担 当】村瀬 吉川洋
【参加者】 一般 大人14人、子供13人
(指導員:村瀬 吉川洋 今西 門脇 )+セレトナ職員 島田 落合
【内 容】
講義30分 野外観察約1時間 まとめ30分
学習室で、島田館長から本日の観察会と次回の観察会についての話がありました。
はじめに村瀬指導員から、指導員本人の幼年期のキノコ狩りの楽しみについて、キノコの種類や特徴、見分け方について、キノコの生態についての話がありました。講座の日程と散策時の注意を聞いてから、屋外でキノコ探しに出かけました。
「キノコ探しの極意と楽しみ」指導員の幼少のころ、大府市の里山ではいろいろなキノコを採取し、キノコご飯やキノコ汁にして食べていたという話にお母さんたちや子供たちはわくわくした表情で聞いていました。
「キノコは花、胞子は種」 キノコの形態を簡単な絵で説明があり、キノコは菌類の花になる部分であることや胞子(参加者の小学生から「胞子」が出ているよという声が上がっていました)は種の役目をしているという話がありました。同時に絵本「きのこ ふわり胞子の舞(埴 沙萠著)」をプロジェクターを使って胞子の飛散する様子を見せてもらいました。
「○×クイズ」
@日本のキノコの種類は1000種類である、○か×か
→正解は× 5000種類以上はあるということで「ほーー」という声が上がりました。
Aスーパーなどで売っている「エノキ」は「エノキタケ」をもやしのように栽培したものである、○か×か
→正解は○ ほとんどの方が正解でホッとしていました。
【記事】 学習室を出て、セレトナの前庭から散策路、腐葉土堆積場、二ツ池グランド東側の森・探索の森(今までには入ったことがないエリアで、団体「市民の森」の方の許可を得て入りました。)でキノコ探しを楽しみました。そのあと、学習室に戻って同じ仲間を紙皿に並べて、名前の確認をしました。食べられるキノコを期待しているかたもおおかったようですが、残念ながら、食菌はほとんどありませんでした。「ニオイワチチタケ」のカレーこのような匂いは大人にも子供にも評判になりました。また、双眼実体顕微鏡「ファーブル」を使って粘菌の観察も出来ました。
【反省会から】
○キノコ以外にも昆虫や植物のことなどを聞きながら、森の中を歩いて楽しかった。(参加者アンケートから)
○今までに見たことのないキノコがたくさん見られてたのしかった。(参加者アンケートから)
○今まで気にならなかったところにたくさんのキノコがあり、林遊びが少し楽しみになりました。(参加者アンケートから)
○キノコを食べてみたかった。(参加者アンケートから)
○3年前に参加したときにはもっと面白いキノコも取れたので、時季によって違うことがよくわかった。毎回 楽しみです(参加者アンケートから)
○子供の好奇心をより育ててもらえてよかった。(参加者アンケートから)
○とても楽しく、子供の力にびっくり(参加者アンケートから)
○今年は天候都合でキノコが少なかったようだが、開催時期をずらしてはどうか。
○昨年のように2回(夏・秋)開催してもよいのでは。(記・村瀬)
【観察した生き物】
◎キノコ
アカカサタケ(?)、ツエタケ、シロソウメンタケ、ベニタケ、アマタケ、オチバタケ、クロコブタケ、サルノコシカケのなかま、クロノボリリュウ、ニオイワチチタケ、ヒイロタケ、カワラタケのなかま、イタチタケ、アミスギタケ、ホウキタケ、レイシタケなど