【行事名】
夜に出あう秋の虫
【日 時】
2011年10月1日(土) 19:00〜21:00
【場 所】
大府市二つ池公園
【天 気】
曇り
【担 当】
村瀬、平松俊
【参加者】
一般:20名
(会員:吉川洋、村瀬、平松俊)
【内 容】
16:35二つ池Pに到着、夏と異なり真っ暗です。強風の悪天候の中、たぶん虫はこないだろうと思いつつ村瀬さん、セレトナ担当者と途中から吉川さんも加わって一緒に灯火装置を館の南に設置しました。風で白スクリーンの支柱が何度も傾き、杭を深く打ち込み直しステーを取って何とかセットできました。設置に手間取ったため私以外は19:00に集合場所の学習室へ戻ってもらいました。学習室に行けたのは15分以上過ぎてからで村瀬さんが鳴く虫の説明をスライドを使って説明している最中でした。途中で抜け出し、灯火の状況を見に行きました。来ていたのはコガタスズメバチただ一匹、予想通りで室に戻って鳴く虫の説明とセレトナ担当者の注意事項を聞いて19:30から鳴く虫の観察に出掛けました。林を抜けて上の池まで吉川さんの説明を聞きながらナイトハイクしました。館周辺ではマツムシの声が聞かれ、林に入るとアオマツムシの声がうるさく耳に入って他の虫の声があまり聞こえません。それでもツヅレサセコオロギやカネタタキの声は聞き取ることができました。オカメコオロギ、カネタタキが見つかった時は歓声が上がり、コオロギを捕まえた子は得意そうでした。林を抜け、池まではアオマツムシの声も収まり各種コオロギの声に混じって鳴く虫の女王カンタンの声を聞くことができ一同耳を傾けました。20:00を過ぎたので池でUターンしてそのまま急いで灯火場所へ戻りました。数匹のガとユスリカや小バエが来た程度、唯一ササキリが虫かごに収まりました。学習室に戻り村瀬さんが虫あわせをして20:30過ぎに観察会を終了しました。灯火観察は21:30頃まで続けましたが21:30頃には来た虫のほとんどが風に飛ばされていなくなりました。
ここでひとつお詫びしますが、虫あわせでイチモンジコオロギと教えたコオロギはツヅレサセコオロギだった可能性が高いので訂正します。(記・平松俊)
【観察した生き物】
◎鳴く虫
マツムシ、アオマツムシ、カンタン、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ類、シバスズ、ホシササキリ (スズムシその他の虫の声を聞いた人は教えてください。追加します)
◎灯火
メイガ、ヤガなどガ数種、ホシササキリ、ユスリカ類、ヒメヒラタアブ類、ニクバエ類?、コガタスズメバチ
【観察会の様子】
【左】鳴く虫のお話をしています 【右】アオモンツノカメムシ(樹皮下などで成虫越冬します)
【左】ホタルガ(電気灯篭の光に来ていました) 【右】カネタタキ♀(見つけにくい虫です)
【観察会続き】
【左】ニクバエ類
【中】ミナミヒメヒラタアブ?(名前の変化、マメヒラタアブーーー>キタヒメヒラタアブーーー>ミナミヒメヒラタアブ)
【右】キアシヌレチゴミムシ?(体長13ミリ、下の池の付近にいました)
セアカヒラタゴミムシは体長15〜20ミリで、キアシヌレチは13〜19ミリです。
【左】イボバッタ(池の近くにいました)
【右】左イチモンジコオロギ(タンボコオロギ)♂と右ツヅレサセコオロギ♂の額部白帯の比較
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